
キャンピングカーを選ぶときに、迷いやすいポイントの一つが「何人乗りにするか」です。乗車定員と就寝定員は必ずしも一致せず、家族構成や旅のスタイルによって最適な選択は変わってきます。夫婦2人での週末旅行と、子どもを含めた家族4人での長期旅行、さらには友人グループでの利用とでは、必要とされる広さや快適性が大きく異なります。
本記事では「キャンピングカーは何人乗りが快適か」をテーマに、定員の考え方やタイプ別の特徴を整理し、自分に合ったキャンピングカー選びの基準を紹介します。
ポイント
- キャンピングカーは何人乗りかを種類別に理解できる
- 乗車定員と就寝定員の違いを知ることができる
- 定員と運転免許の関係がわかる
- 利用人数に応じた選び方が理解できる
もくじ
キャンピングカーは何人乗りが快適?車両タイプと定員の例
乗車定員6~8人・就寝定員2~4人
- キャンピングカー選びで定員数が重要な理由
- キャンピングカーの種類別・定員の目安
- 人気車種・モデルにみる定員例
- レイアウトと定員の関係
- 法律・安全面からみた定員ルール
- 定員オーバーのリスクと注意点
キャンピングカー選びで定員数が重要な理由
キャンピングカーを選ぶ際に「定員数」を確認することは、単なる乗用車の定員確認以上に重要です。キャンピングカーには乗車定員と就寝定員という二つの異なる基準があり、それぞれが旅の快適性や安全性、さらには必要な運転免許の種類にまで関わってきます。
乗車定員とは
乗車定員は、シートベルトが備わった座席の数を指します。走行中に安全に座れる人数であり、運転席や助手席だけでなく後部座席も含め、全員のシートベルト着用が義務付けられています。キャンピングカーは生活設備を設置するために座席数が減らされていることが多く、ベース車両のカタログに記載された定員がそのまま適用されるとは限りません。
就寝定員とは
就寝定員は、車内で実際に眠れる人数を示します。8ナンバー登録のキャンピングカーでは、法律上「乗車定員の3分の1以上」を確保する必要がありますが、実際には乗車定員よりも少ないケースがほとんどです。
ベッドの形態には常設ベッド、ソファ展開タイプ、二段ベッド、ポップアップルーフなどがあり、どの方式を採用するかによって快適性が大きく変わります。特に長期旅行では就寝環境が重要で、寝床が不足すると疲れがたまり、翌日の運転に悪影響を及ぼす可能性もあります。
利用人数と車種の関係
「何人乗りか」は、選べるキャンピングカーの種類に直結します。少人数の夫婦や一人旅には軽キャンパーやコンパクトなバンコンが適しており、3~6人の家族旅行ならバンコンやキャブコンが候補になります。さらに大人数で広さと快適性を求める場合は、バスコンが選択肢に入ります。
運転免許との関係
定員や車両の大きさは、運転できる免許の種類にも影響します。日本の普通免許は取得時期によって運転できる車両総重量の上限が異なり、たとえ乗車定員が10人以下であっても、総重量が3.5トンを超えるキャンピングカーは普通免許では運転できません。特に大型のキャブコンやバスコンは装備によって重量が増えやすいため、購入前に車検証で総重量と定員を確認し、自分の免許で運転可能かを必ず確認する必要があります。
このように、キャンピングカーにおける「何人乗り」という要素は単なる座席数以上の意味を持ちます。旅の計画や居住性、安全性、そして法律面までを含めて検討することで、後悔のないキャンピングカー選びにつながります。
キャンピングカーの種類別・定員の目安
キャンピングカーにはさまざまな種類があり、タイプによって乗車定員と就寝定員の目安が異なります。どのタイプが自分や家族の旅のスタイルに合うかを知ることは、キャンピングカー選びの大切なステップです。ここでは代表的な種類ごとに定員の傾向と特徴を紹介します。
軽キャンパー:1~2人利用に最適なコンパクトタイプ
軽キャンパーは軽自動車をベースにしたもっとも小型のキャンピングカーです。乗車定員は2~4人が一般的で、就寝定員は1~2人となることが多いですが、ポップアップルーフ付きモデルなら3~4人が眠れる場合もあります。車体が小さいため運転しやすく、維持費が安い点が魅力です。一方で居住スペースは限られるため、短期旅行や一人旅、夫婦二人での利用に向いています。アウトドアレジャーとの相性も良く、気軽に活用できるタイプです。
主なベース車両・モデル例
- スズキ エブリイ
- ダイハツ ハイゼットカーゴ
バンコン:3~6人家族やグループに人気
バンコンはハイエースなどの商用バンをベースに、内装をキャンピングカー仕様に改装したタイプです。乗車定員は5~8人、就寝定員は3~6人程度が目安で、特に大人が快適に眠れる人数は実質的に3人前後とされることもあります。普段使いしやすく走行性能も高いため、日常生活と旅行を両立したい人に向いています。駐車場の制約も比較的少なく、自由度の高い旅が楽しめます。
主なベース車両
- トヨタ ハイエース
- 日産 キャラバン
乗車定員6人・就寝定員3人
キャブコン:4~8人に対応できる広々空間
キャブコンはトラックの荷台部分に居住空間を架装したモデルで、キャンピングカーらしいスタイルが特徴です。乗車定員と就寝定員はいずれも4~8人ほどで、運転席上部のバンクベッドやダイネット展開ベッドなどを組み合わせることで就寝人数を増やせます。室内は立って歩けるほどの高さがあり、収納や断熱性にも優れるため、長期旅行でも快適に過ごせます。子どもにとってバンクベッドは遊び心をくすぐる空間にもなります。
主なベース車両・モデル例
- トヨタ カムロード
- いすゞ ビーカム
バスコン:大人数で快適に長距離旅行
バスコンはマイクロバスをベースにした大型タイプで、室内の広さと走行安定性が魅力です。乗車定員は6~10人、就寝定員は4~6人が一般的です。人を乗せて走る設計のため乗り心地が良く、大人数での長距離移動に適しています。高級感のある内装を備えたモデルも多く、家族三世代や友人グループでの旅行におすすめです。
主なベース車両・モデル例
- トヨタ コースター
- 日産 シビリアン
- 日野 リエッセII
キャンピングトレーラー:走行中は乗車不可
キャンピングトレーラーは、乗用車などで牽引して利用するタイプです。走行中は人が乗れないため乗車定員は設定されていませんが、就寝定員はモデルによって大きく異なり、小型から大型まで選択肢が豊富です。目的地で切り離せばヘッド車だけで移動できるので利便性が高く、車体を地面に固定できるため揺れが少なく快適に眠れます。牽引免許不要の軽量モデルもあるため、初めての人にも選びやすいタイプです。
人気車種・モデルにみる定員例
キャンピングカーの定員は種類やベース車両によって大きく異なります。購入やレンタルを検討する際には、走行中に乗れる人数(乗車定員)と、実際に眠れる人数(就寝定員)の両方を確認することが重要です。ここでは代表的なモデルをタイプ別に紹介します。
軽キャンパー
- VANTECH「Lunetta」(ダイハツアトレーRS ベース/乗車4人・就寝2人)
- ホワイトハウスキャンパー「N BOX Camper Neo」(N BOXベース/乗車4人・就寝4人[エアベッド使用時])
- ホワイトハウスキャンパー「N-VAN COMPO」(N-VANベース/乗車4人・就寝2〜4人)
- インディアナRV「インディ727」(スズキ エブリイベース/乗車4人・就寝4人)
ステップワゴンベース(ミニバン)
- Honda Cars 神奈川中「ラクネルステップワゴン」(ステップワゴンベース/乗車5人・就寝2人)
- ロッキー2「ステップワゴンMV」(ステップワゴンベース/乗車5人・就寝2人)
- Stage21「リゾートデュオ ステルスキャンパー」(ステップワゴンベース/乗車5人・就寝2人)
- ホワイトハウスキャンパー「ステップワゴン デッキワン」(ステップワゴンベース/乗車6~8人・就寝2~4人)
セレナベース(ミニバン)
- Rakuneru「Rakuneru Stay Suite」(セレナベース/乗車5人・就寝2人)
- 日産モータースポーツ&カスタマイズ「セレナ マルチベッド」(セレナベース/ガソリン車5人・e-POWER車4人/就寝2人)
- キャンピングカーフレンドリー「セレナ クレイドル」(C26セレナベース/乗車5人・就寝2人)
- Van Revo「MR-S セレナ e-POWER」(セレナe-POWERベース/乗車5人・就寝2人)
- 日産ピーズフィールドクラフト「セレナ P-SV」(セレナベース/乗車7〜8人・就寝4人)
ハイエースベース(バンコン)
- アールブイ・ビックフット「スウィングN4.7」(ハイエースベース/乗車6人・就寝2人)
- レクビィ「プラスSL」(ハイエースSLキャンパー特装車ベース/乗車8人・就寝3人)
- レクビィ「MRカランタ」(ハイエースロングワゴンGLベース/乗車5人・就寝2人)
- トイファクトリー「Baden」(ハイエースロングキャンパー特装車ベース/乗車6〜7人・就寝4人)
- ダイレクトカーズ「ノルディック」(ハイエースコミューターベース/乗車10人・就寝5人)
キャラバンベース(バンコン)
- 日産「キャラバン MYROOM」(キャラバンベース/乗車5人・就寝2人)
- 日産「キャラバン マルチベッド」(キャラバンベース/乗車2/3/5人・就寝2人)
- 日産ピーズフィールドクラフト「BRILLANTE」(キャラバンベース/乗車6人・就寝大人3人)
カムロード・トラックベース(キャブコン)
- VANTECH「ZiL520」(カムロードベース/乗車7人・就寝5人)
- VANTECH「CORDE Leaves」(カムロードベース/乗車7人・就寝5人)
- AtoZ「ANTHONY」(カムロードベース/乗車7人・就寝7人)
- AtoZ「ANTHONY-LE」(カムロードベース/乗車10人・就寝大人5人+子ども1人)
- セキソーボディ「プログレス」(トヨタダイナベース/乗車10人・就寝7人)
バスコン(マイクロバスベース)
- ナッツRV「ボーダーバンクス」(トヨタコースターベース/乗車5〜7人・就寝5〜6人)
- RVランド「ランドホーム コースター」(トヨタコースターベース/乗車10人・就寝4人)
レイアウトと定員の関係
乗車定員6〜7人・就寝定員4人
キャンピングカーを選ぶ際には、乗車定員と就寝定員の二つの数字を意識する必要があります。これらは車両のレイアウトと密接に関係しており、旅の快適性や実用性を大きく左右します。乗車定員は走行中に座れる人数で、シートベルトが装備された座席の数で決まります。一方の就寝定員は、車内で寝泊まりできる人数を示し、8ナンバーで登録されたキャンピングカーでは「乗車定員の3分の1以上」と法律で定められています。実際には乗車定員よりも就寝定員が少ないことが多いため、何人が車内で快適に寝られるかを基準に検討することが大切です。
間取りが定員に与える影響
キャンピングカーのレイアウトは、単なる座席やベッドの配置だけでなく、就寝人数や居住性を大きく左右します。どのような間取りを選ぶかによって、同じ車体サイズでも就寝定員が変わることがあります。
二段ベッド
二段ベッドは限られた空間を効率的に活用でき、家族や大人数での利用に向いています。例えば、ハイエースベースの一部モデルでは後部に縦型二段ベッドを設置することで就寝人数を増やす工夫がされています。日中の居住空間を犠牲にせず、夜間の就寝定員を確保できる点が特徴です。
常設ベッド(固定ベッド)
常設ベッドは車両後部などに固定されたベッドで、毎回ベッドメイキングをする必要がありません。キャブコンやバスコンに多く採用され、快適な睡眠環境を提供します。質の高い睡眠は旅の疲れを軽減し、安全運転にもつながります。
ダイネット展開ベッド
日中はテーブルとソファのあるダイニングスペースとして使い、夜にはベッドに変形させるタイプです。限られた車内を多目的に活用できる反面、毎回展開・収納の作業が必要となるため、その手間を考慮して選ぶ必要があります。
ポップアップルーフ
軽キャンパーやバンコンで多く見られるレイアウトで、ルーフ部分を跳ね上げることで追加のベッドスペースを確保します。車体サイズを変えずに就寝定員を増やせるのがメリットで、子ども連れのファミリーにも人気です。ただし、ルーフベッドの使用はおおむね6歳以上が目安とされています。
横向き座席
進行方向に対して横向きに設置された座席は、8ナンバー車では使用が認められていますが、2017年以降は3ナンバーや5ナンバー車では登録が禁止されました。安全性の面では正面向きシートに劣るため、購入時には慎重に検討する必要があります。
総合的な考え方
レイアウトによって乗車定員と就寝定員は大きく変わり、ときには運転免許の条件にも影響します。例えば、バスコンのように広い室内を持つモデルでは、乗車人数は多い一方で就寝定員が少ない場合があります。これは快適性や高級感を優先したレイアウトによるものです。
快適で安全なキャンピングカーライフを送るためには、利用人数や旅のスタイル、そして自分の免許区分を踏まえて適切なレイアウトを選ぶことが欠かせません。購入を検討する際には、車検証に記載された車両総重量と乗車定員を確認し、実際に自分の免許で運転可能かどうかを必ず確認しておきましょう。
乗車定員7人・就寝定員7人
法律・安全面からみた定員ルール
キャンピングカーで安全に旅を楽しむためには、法律で定められた定員ルールや安全基準を理解することが欠かせません。特に「乗車定員」と「就寝定員」という二つの定員は、車両選びや実際の使い方に直結する重要な要素です。
乗車定員と就寝定員
キャンピングカーには、走行中に座れる人数を示す乗車定員と、車内で就寝できる人数を示す就寝定員が設定されています。乗車定員はシートベルト付きの座席数で決まり、就寝定員は8ナンバー登録車では「乗車定員の3分の1以上」と法律で義務付けられています。実際には就寝定員が乗車定員より少ない場合が多いため、選ぶ際には「実際に何人が寝泊まりするか」を基準に検討することが大切です。
シートベルトとチャイルドシートの義務
キャンピングカーの走行中は、すべての乗員にシートベルト着用が義務付けられています。小さな子どもを寝かせたまま走行するのは法律違反であり、必ずシートに着座させ、必要に応じてチャイルドシートを設置しなければなりません。チャイルドシートを設置するスペースがあるかどうかも、キャンピングカー選びで重要なチェックポイントです。また、ルーフベッドは一般的に6歳以上が使用の目安とされています。
横向き座席の制限
一部のキャンピングカーには横向きに配置された座席がありますが、2017年7月26日以降、3ナンバー・5ナンバーの乗用車や1ナンバー・4ナンバーの貨物車では横向き座席の生産・登録が禁止されました。キャンピングカーの多くが該当する8ナンバー車では規制対象外のため設置可能ですが、事故時の安全性を考えると横向き座席の利用には注意が必要です。
運転免許と車両総重量の関係
キャンピングカーを運転できる免許の範囲は、車両総重量と乗車定員によって決まります。普通免許でも運転できる車両はありますが、取得時期によって条件が異なります。
- 普通免許(2017年3月12日以降取得):乗車定員10人以下かつ車両総重量3.5トン未満
- 普通免許(2007年6月2日~2017年3月11日取得):乗車定員10人以下かつ総重量5トン未満
- 普通免許(2007年6月1日以前取得):乗車定員10人以下かつ総重量8トン未満(8トン限定中型扱い)
キャンピングカーはキッチンや水タンク、発電機などの装備で重量が増えるため、車検証で総重量を必ず確認し、自分の免許で運転できるかチェックしておく必要があります。
中型・大型・牽引免許が必要な場合
- 中型免許:乗車定員11~29人、または10人以下でも総重量3.5トン超の車両(バスコンなど)
- 大型免許:乗車定員30人以上、または総重量7.5トン超の車両
- 牽引免許:キャンピングトレーラーの総重量が750kgを超える場合
法律や安全の観点から定員を正しく理解し、自分の免許で運転可能かどうかを確認することは、安心して旅を楽しむための基本です。安全面を軽視せず、全員が快適に過ごせるキャンピングカーを選ぶことが大切です。
定員オーバーのリスクと注意点
キャンピングカーの旅を安全に楽しむためには、法律で定められた定員ルールを守ることが欠かせません。定員オーバーは単なる交通違反にとどまらず、乗員の安全を脅かし、事故時には責任問題に発展する恐れがあります。ここでは、定員超過に関わる主なリスクと注意点を解説します。
乗車定員違反とシートベルト着用義務
乗車定員はシートベルトが備わった座席数によって決まります。走行中は運転席や助手席だけでなく、後席も含めすべての乗員がシートベルトを着用しなければなりません。違反すれば道路交通法違反となります。
特に小さな子どもを乗せる場合、横に寝かせたまま走行することは認められていません。必ずチャイルドシートに正しく着座させ、シートベルトを装着する必要があります。ルーフベッドの使用は6歳以上が目安とされているため、未就学児はダブルベッドでの相席利用などが推奨されます。
運転免許の範囲を超えた運転
大型のキャンピングカーは、総重量や定員によって中型免許や大型免許が必要になる場合があります。たとえば、車両総重量が3.5トンを超えるバスコンや、乗車定員が11人以上の車両は普通免許では運転できません。免許の条件を超えて運転した場合、無免許運転と同等の重大な違反になります。
キャンピングカーは装備によって重量が増えやすい特徴があり、キッチンやシャワー、水タンク、発電機、ソーラーパネルを追加することで簡単に規定を超えることがあります。そのため、必ず車検証に記載された総重量を確認し、自分の免許で運転できるか事前に確認することが重要です。
横向き座席の安全性とリスク
一部のキャンピングカーには横向き座席が採用されています。法律上、8ナンバー車では横向き座席が認められていますが、2017年以降は乗用車や貨物車では新規登録が禁止されています。横向き座席は事故時に身体を守りにくいため、法律で認められていても安全性を重視するなら慎重に検討すべきポイントです。
保険適用外となるリスク
定員オーバーやシートベルト非着用、免許区分を超えた運転など、交通法規に違反した状態で事故を起こした場合、自動車保険の補償が制限されることがあります。改造で追加した座席の安全性が認められていない場合も同様です。
保険会社によっては補償が一切適用されないケースもあり、その場合は運転者や車両の所有者が全額の損害賠償責任を負うことになります。経済的にも大きなリスクを背負うことになるため、定員ルールを守り、安全な運行を徹底することが何よりも大切です。
キャンピングカーは何人乗りが快適?定員数でのモデル選び

- 人数別おすすめシナリオ
- 就寝定員4人のキャンピングカーは?
- 8人乗りのベース車両とカスタムモデル
- 10人乗りのベース車両とカスタムモデル
- 海外の大型バスコンに10人乗り仕様が少ない理由
- 購入・レンタル前に確認すべきポイント
人数別おすすめシナリオ
キャンピングカーを選ぶ際に大切なのは「誰と、何人で、どのような旅をするか」という利用シナリオです。キャンピングカーには乗車定員と就寝定員があり、法律上、就寝定員は乗車定員の3分の1以上と定められています。この違いを理解し、自分の旅のスタイルに合った車種を選ぶことが、快適なキャンピングカーライフの第一歩となります。
夫婦2人での旅に最適
夫婦やカップルには、取り回しやすく維持費も抑えやすい小型から中型のキャンピングカーが向いています。軽キャンパーは軽自動車をベースにしたモデルで、運転しやすく普段使いも可能です。多くのモデルで乗車定員は4人ですが、就寝は2人が最も快適で、趣味やアウトドアに特化した装備を持つモデルもあります。一方、ハイエースなどをベースにしたバンコンは、広い居住空間と走行性能が魅力で、乗車定員は5〜8人、就寝定員は3〜6人程度が一般的です。ただし夫婦2人で利用する場合は、ベッドや荷物スペースに余裕が生まれ、より快適な旅が可能です。
子ども連れ4人家族での旅に最適
家族旅行では、走行時の安全と就寝スペースの確保が重要です。キャブコンはトラックベースに居住シェルを架装したタイプで、乗車定員は4〜8人、就寝定員は5〜7人が目安です。運転席上部にあるバンクベッドは子どもにとって秘密基地のように楽しめ、断熱性や収納力も高いため長期旅行にも適しています。大きめのバンをベースにしたバンコンでも、家族4人で快適に過ごせます。乗車定員は5〜8人、就寝定員は3〜6人が多く、普段の生活にも使える実用性が魅力です。なお、子どもを横に寝かせたまま走行するのは違反行為であり、必ずチャイルドシートを使用しシートベルトを着用させる必要があります。ルーフベッドは6歳以上が目安とされ、小さな子どもにはダブルベッドでの相席が推奨されます。
6人以上のグループでの旅に最適
大家族や友人グループでの旅行には、大人数に対応できる座席数と居住空間を備えた車両が求められます。マイクロバスをベースにしたバスコンは、乗車定員6〜10人と余裕があり、走行安定性や乗り心地も優れています。ただし就寝定員は4〜6人程度となる場合が多く、広い居住空間と実際に眠れる人数には差が出ることがあります。また、Ford Transitやメルセデス・ベンツ スプリンター、フィアット デュカトなどの大型バンをベースに、12〜15人仕様にカスタムしたモデルも存在し、国内でもハイエースやNV系をベースにした多人数仕様が見られます。
運転免許に関する注意点
大人数対応のキャンピングカーは車両重量が増える傾向があり、普通免許では運転できない場合があります。特にバスコンは車両総重量が3.5トンを超えることが多く、中型免許や大型免許が必要です。免許の取得時期によって条件は異なるため、購入やレンタルの前に必ず車検証で重量と定員を確認することが重要です。
ペット同伴の旅に
最近ではペットと一緒に旅を楽しむためのキャンピングカーも増えています。軽キャンパーの一部モデルにはペット専用のスペースや汚れに強い内装材が採用されており、快適に過ごせる工夫が施されています。ペットと旅をする場合は、ケージやトイレ用品、食事道具など荷物が増えるため、収納スペースを十分に確保することが必要です。安全に移動できる環境を整えつつ、ペットが落ち着いて過ごせる居住空間を確保できる車種を選ぶことが大切です。
キャンピングカー選びは、誰と、何人で、どのような旅をするかという具体的なシナリオに基づいて検討することが大切です。乗車定員と就寝定員の違い、そして運転免許の条件を理解したうえで、自分のライフスタイルに合った車種を選べば、より快適で安全な旅を楽しむことができます。
就寝定員4人のキャンピングカーは?
就寝定員が4人のキャンピングカーは、大人2人と子ども2人の家族や、大人4人でコンパクトに利用したい場合に適しています。日本では中型クラスに多く見られ、「ファミリー向け」の標準的な選択肢となっています。多様な車種やレイアウトがあり、利用スタイルに合わせて選ぶことが可能です。
就寝パターンの特徴
4人就寝に対応するキャンピングカーでは、限られた空間を効率的に活用するために様々なレイアウトが工夫されています。
- ダイネット展開ベッドとバンクベッド
リビング兼ダイニングのソファを展開して2人分のベッドを作り、運転席上のバンクベッドでさらに2人が眠れるパターン。もっとも一般的な構成です。 - 固定ダブルベッドと二段ベッド
後部に常設のダブルベッドを配置し、縦型の二段ベッドを組み合わせることで4人が快適に眠れる構成です。 - ポップアップルーフの活用
ルーフを跳ね上げて上部にベッドスペースを確保する方式。車内ベッドと合わせて4人の就寝が可能になり、軽キャンパーやバンコンでよく採用されます。 - ツインベッド構成
後部にツインベッドを置き、前方ダイニングをベッド展開して4人分を確保するパターンもあります。
乗車定員7〜8人・就寝定員4人
主要なベース車両
4人就寝モデルはベース車両によって特徴が異なります。
バンコン(バン系ベース)
普段使いと旅の快適性を両立しやすいタイプです。
- トヨタ ハイエース:国内で最も多く使われるベース車両。レイアウトのバリエーションが豊富。
- 日産 キャラバン:価格を抑えやすく、ハイエースと並ぶ人気。
- メルセデス・ベンツ スプリンター:欧州で主流の大型バン。高級感と燃費性能が特徴。
- フォード トランジット:欧米で広く使われるモデルで、頑丈なボディと広い室内空間が強み。
- その他:RAM ProMaster、Fiat Ducato、VW Crafterなど、海外モデルでも多く採用されています。
キャブコンベース
居住性が高く、ファミリー利用に人気です。
- トヨタ カムロード:キャブコンの定番ベース。多数のビルダーが採用。
- いすゞ ビーカム:広さと安定感を重視するモデルに多い。
- 日産 NV200:コンパクトなキャブコンベースとして利用されます。
軽キャンパーベース
小回りが利き、維持費も安いのが魅力。
- スズキ エブリイ:多くの軽キャンパーのベース車両で、ポップアップルーフを使えば4人就寝可能なモデルもあります。
- ダイハツ ハイゼットカーゴ:同様に軽キャンパーで人気。ただし4人就寝モデルは少数で、実際には2~3人が快適です。
バスコン・大型ベース
余裕のある就寝空間を確保できる大型タイプ。
- 日野 コースター、いすゞ ガーラ系:広い室内を活かし、リビングと寝室を分けるなど贅沢なレイアウトが可能です。
このように、就寝定員4人のキャンピングカーは多種多様な選択肢があり、家族旅行や友人同士の旅に最適です。利用シーンや予算、運転免許の条件に合わせて、最適な1台を選ぶことが大切です。
乗車定員7人・就寝定員5人
8人乗りのベース車両とカスタムモデル
8人乗りのキャンピングカーは、大家族やグループ旅行、友人とのレジャーに適した選択肢です。座席数を確保するだけでなく、快適な就寝レイアウトをどう組むかが重要になります。ここでは、代表的なベース車両とカスタムモデルを紹介します。
商用バン系ベース
商用バンは、日常使いとレジャーを両立できることから、8人乗りキャンピングカーのベースとして最も多く採用されています。
- トヨタ ハイエース/レジアスエース
国産バンコンの定番で、耐久性や広い室内空間が魅力。ワイドボディ・スーパーロング仕様では8~9人乗りに対応するモデルもあります。 - 日産 NV350キャラバン
室内空間が広く、8人乗りに対応可能。ディーゼルモデルも多く、価格面でハイエースより抑えやすい傾向があります。 - 三菱 デリカD:5
3列シートで8人乗りが可能。4WD性能に優れ、悪路やアウトドア用途に強い人気車です。 - フォード トランジット
海外で多く採用される大型バンで、8人以上の座席を確保可能。居住性に優れ、アドベンチャーキャンピング仕様への改造例も豊富です。 - メルセデス・ベンツ スプリンター/RAM ProMaster
欧米で大規模な8人乗りキャブコンのベースとして人気。高い耐久性と豊富なカスタム例があり、日本でも輸入車ベースで製作可能です。 - VW トランスポーター(T5/T6)
世界的に人気のあるミニバン系で、8人乗り仕様に対応可能です。
大型シャシー系・バスコン系
より広い居住空間と快適性を求める場合は、大型シャシーを用いたバスコンやキャブコンが選ばれます。
- 日野 コースター、いすゞ ガーラ系
8人以上の乗車に対応できる大型ベース。広い就寝スペースを確保でき、長期旅行に向きます。 - いすゞ ビーカム
キャブコンのベースとして人気。大人数対応の広々とした居住空間が魅力です。 - 日野 リエッセ
マイクロバスをベースにしており、ゆとりのある室内を確保できます。
ミニバン/ワゴン系
一部の市場やモデルでは、ミニバンをベースにした8人乗りキャンピングカーも存在します。
- マツダ ボンゴ/ボンゴブローニィ
小型~中型のキャンパーに使われることがあり、8人乗り改造例が見られます。
日本国内のカスタムショップモデル
日本国内では、乗車定員8人に対応したキャンピングカーが展開されています。
- 日産ピーズフィールドクラフト「セレナ P-SV」(セレナ/ ミニバン)
- レクビィ「プラス SL」( ハイエース SL/ キャンパー特装車)
- レクビィ「プラス DD」( ハイエース SL/ キャンパー特装車)
- ビークル「フューチャー」( ハイエーススーパーロング)
- アネックス「リバティ52DBi」(カムロードベース/フラッグシップキャブコン)
- キャンパー厚木「Grand Puppy」(カムロードベース/コンパクトキャブコン)
- キャンパー厚木「 Puppy210」(カムロードベース/コンパクトキャブコン)
このように、8人乗りキャンピングカーは商用バンをベースにした実用的なモデルから、輸入バスコンや国内高級キャブコンまで幅広く揃っています。家族構成や旅のスタイル、予算に応じて最適な一台を選ぶことがポイントです。
乗車定員8人・就寝定員3人
10人乗りのベース車両とカスタムモデル
10人乗りのキャンピングカーは、大家族や大人数のグループ旅行、または法人やビジネス用途での移動宿泊施設として選ばれることが多いモデルです。多人数を乗せるための十分な座席と、快適な就寝スペースを両立させる工夫が必要となり、主にマイクロバスや大型バスをベースに製作されるケースが中心です。
バン・トラック系ベース
近年はハイエースコミューターやカムロード、ダイナなどをベースにした10人乗りモデルも公式に展開されています。比較的取り回しやすいサイズ感ながら、多人数乗車に対応できるのが魅力です。
マイクロバス系ベース
10〜12人乗り対応のキャンピングカーでは、マイクロバスをベースにしたモデルが多く採用されています。広い室内空間を活かし、複数のベッドやリビングスペースを確保できるのが特徴です。
- トヨタ コースター
国内で最も定番のベース車で、改造実績も豊富。多人数が快適に過ごせる居住空間を作りやすい。 - 日産 シビリアン
コースターと並ぶ代表的なマイクロバスベース。価格が抑えめな点も魅力。 - 日野 リエッセII
堅牢で長距離走行にも適しており、法人や長期利用向けに人気。 - 三菱ふそう ローザ
耐久性と安定した走行性能が評価されるモデル。
大型バス・シャシーベース
より広大な空間や豪華さを求める場合は、大型バスや専用シャシーをベースにしたバスコンやクラスAタイプが選ばれます。改造内容により、10〜12人乗り仕様に対応可能です。
- いすゞ ガーラ/ガーラミオ
中型〜大型バスをベースにしたモデルで、多人数でも快適な室内空間を確保。 - 欧米大型シャシー(Freightliner/Prevost/Newell など)
海外ではクラスAモーターホームのベースとして採用され、ホテル並みの設備を備えた多人数対応モデルも存在します。
日本国内のカスタムショップモデル
日本国内では、乗車定員10人に対応したキャンピングカーがいくつか展開されています。大人数での移動やファミリー旅行に対応できる設計となっており、信頼できるビルダーが製作しています。
- ダイレクトカーズ「ノルディック」(ハイエースコミューターベース/乗車定員10人)
- ダイレクトカーズ「コミューターネクスト」(ハイエースコミューターベース/乗車定員10人)
- AtoZ「アンソニーLE」(カムロードベース/乗車定員10人・就寝定員大人5+子供1)
- セキソーボディ「プログレス」(トヨタ ダイナベース/乗車定員10人・就寝定員7人)
- RVランド「ランドホーム コースター」(トヨタ コースターベース/乗車定員10人 ※常設ベッド仕様は6人)
乗車定員10人・就寝定員4人
世界的に有名なカスタムモデル
海外ブランドからも10〜12人乗りに対応するキャンピングカーが提供されています。
- Thor Motor Coach Inception / Pasadena 38FX(米・スーパークラスC))
- Tiffin Motorhomes 2026 Zephyr(米・クラスAフラッグシップ)
このように、10人乗りキャンピングカーは、ファミリーや友人グループだけでなく、法人利用や長期の移動生活にも対応できるモデルが多く揃っています。用途や旅のスタイルに合わせて、マイクロバスベースか大型バスコンかを選ぶのがポイントです。
海外の大型バスコンに10人乗り仕様が少ない理由
欧米のキャンピングカー市場では、Class AやClass Cといった大型のバスコンやモーターホームが多く流通しています。そのため「海外モデルなら10人以上が当たり前」という印象を持つ方も少なくありません。しかし実際には、海外の公式モデルで10人乗り以上と明記されるケースは多くありません。その理由はいくつかあります。
まず、欧米のキャンピングカーは「宿泊施設」としての機能を重視しており、広いベッドやリビング、キッチンやシャワールームの配置を優先します。その結果、多くの座席を削り、乗車定員は6〜7人程度に抑えられる傾向があります。特にClass Aは車体が大きいにもかかわらず、座席数よりも快適性を追求する設計が一般的です。
次に、法規の違いがあります。北米や欧州では「走行中に使用できる座席=シートベルトのある座席」と厳格に定められており、横向きシートや簡易ベンチを乗車定員として認めません。そのため家具やベッドを優先すると、物理的に10人分のシートベルトを残せないのです。
さらに、需要の違いも背景にあります。欧米では「夫婦+子ども2〜3人」の家族層がメインユーザーであり、10人以上の大人数旅行というニーズは少数派です。そのため製造側も6〜7人乗車を標準とし、10人以上は法人や特注仕様に限られるケースがほとんどです。
このように、海外の大型バスコンは車体サイズこそ大きいものの、乗車定員は日本のハイエースベースの10人乗りより少ない場合も多くあります。日本市場で見られる「大人数対応型」のモデルはむしろ特殊であり、海外のモーターホームは「少人数で豪華に過ごす」方向へ進化してきた点に大きな違いがあるのです。
- Thor Motor Coach Class A Motorhomes
→ Palazzo, Miramar, Inception, Pasadena など。世界最大級のRVメーカー。 - Tiffin Motorhomes 2026 Models
→ Allegro Bus, Zephyr など。高級クラスAで有名。
乗車定員9人・就寝定員8人
海外モデルの乗員数は日本でどう扱われるか
海外キャンピングカーのカタログや公式サイトに記載されている「乗員数(seats / seat belts)」は、そのまま日本での法的な乗車定員にはなりません。
日本では、車検証に記載されている「乗車定員」が法的に有効です。この定員は、自動車型式認証や構造変更審査を経て決まります。海外から輸入された車両も、日本国内で登録する際に「構造要件を満たしたシート数+シートベルト数」で再審査され、その結果が車検証に反映されます。
そのため、海外カタログ上の「8人乗り」はあくまでその国の規格や安全基準に基づいた数値であり、日本ではそのまま通用しません。シートの強度試験やシートベルトの設置状況が日本の基準に適合しているかを確認されるため、輸入時に定員が減らされるケースも少なくありません。例えば、海外カタログで「8人」とされている車両が、日本登録では「5人」となることもあります。
まとめると、日本で法的拘束力を持つのは車検証の記載だけであり、海外モデルの「乗員数表示」は目安にすぎません。特にキャンピングカーは家具を取り付けることで座席が減るケースが多いため、海外表記より少ない定員で登録されるのが一般的です。
購入・レンタル前に確認すべきポイント
キャンピングカーの購入やレンタルを検討する際には、快適で安全な旅を実現するために、事前の確認が欠かせません。車両の特性や法規制、利用形態ごとに確認すべき点があり、把握しておくことで安心してキャンピングカーライフを楽しむことができます。
年式と改造の有無
中古車を検討する場合は、年式だけでなく、どのような改造が施されているかを確認することが重要です。カタログ上の仕様と実際の車両状態が異なることもあるため、必ず実車をチェックし、不明点は販売店に確認しましょう。
改造に関する注意点
- 座席の安全性
追加されたシートや変更された座席レイアウトが安全基準を満たしているかを確認する必要があります。 - 横向き座席
8ナンバー登録車は横向き座席が認められていますが、安全性の観点からは慎重な検討が必要です。3ナンバーや5ナンバー車では、2017年7月26日以降に製造されたものでは横向き座席の設置が禁止されています。 - DIY改造
自作で改造する場合、ベッドや座席に使用する素材が難燃性かどうか、またそれが定員に含まれる座席かどうかが重要になります。 - 排ガス規制
商用車ベースのキャンピングカーは将来的に排ガス規制の影響を受ける可能性があります。長期利用を考える際にはこの点も考慮が必要です。
保険条件
キャンピングカーの保険は車種や登録区分によって大きく異なります。
- 8ナンバー登録と保険
かつては税金や保険料の優遇がありましたが、現在はそのメリットが少なくなっています。また、一部の保険会社では8ナンバー車の新規契約を受け付けない場合もあるため、事前確認が欠かせません。 - 改造車両の評価
改造内容によっては保険の評価や補償範囲が変わることがあります。契約前に保険会社と十分に相談しましょう。
レンタル時の確認事項
購入前に試す手段としてレンタルは有効です。初めて利用する場合は特に、以下の点を意識することが大切です。
運転に関するポイント
- 運転免許
借りる車両が自身の免許で運転可能かを確認しましょう。AT限定免許の場合はAT車であるか要チェックです。 - 車体の大きさ
普通車よりも車高・車幅が大きく、特にバスコンなどは取り回しに注意が必要です。 - 走行中の揺れ
横風に弱いため、運転は慎重さが求められます。 - 後部座席との会話
トラックベース車ではエンジン音で運転席と後部座席の会話がしにくいこともあります。
設備と快適性
- 必要な備品
調理器具などは付属しない場合が多く、必要に応じて持参する必要があります。 - 空調設備
夏場は車内が高温になりやすいため、エアコンやFFヒーターの有無は快適性に直結します。 - 就寝環境
シート展開式ベッドは寝心地が十分でない場合があり、マットレスや枕を用意すると快適です。 - 駐車場所
大型車はコインパーキングが使えないこともあり、車中泊が可能な場所を事前に調べておく必要があります。
料金と保証
レンタル料金は一般のレンタカーより高額になる傾向があります。また、事故や故障時の補償内容を確認し、必要なら追加保険の加入を検討すると安心です。
このように、購入やレンタル前に年式や改造内容、保険、設備や運転条件を確認しておくことで、不安を減らし快適な旅を実現できます。
キャンピングカーは何人乗りが快適?定員数による車種の選び方:まとめ
記事のポイントをまとめます。
- キャンピングカーは何人乗りかを基準に選ぶことが重要
- 乗車定員はシートベルト付き座席の数で決まる
- 就寝定員は乗車定員の3分の1以上が法律で定められている
- 軽キャンパーは2〜4人乗りで短期旅行や夫婦利用に適する
- バンコンは5〜8人乗りが一般的で家族旅行に向く
- キャブコンは4〜8人乗りに対応しファミリー利用に最適である
- バスコンは6〜10人乗りで大人数の長距離移動に便利である
- 定員はレイアウトや装備で変化するため実車確認が必要である
- 横向き座席は安全性に劣るため注意が必要である
- 運転免許は取得時期と総重量によって条件が異なる
- 普通免許では3.5トン以下かつ10人以下の車両に限られる
- 中型免許や大型免許が必要なケースもある
- 定員オーバーは安全面と法的に重大なリスクを伴う
- 子どもには必ずチャイルドシートの使用が義務である
- 自分の旅のスタイルに合った定員を選ぶことが後悔しないポイントである