購入・費用

ハイエースのキャンピングカーを新車購入する際の値段と選び方のポイント

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トヨタのハイエースをベースにしたキャンピングカーを購入する際の新車の値段を調べている方へ。信頼性や快適性に優れたハイエースは、多くのビルダーからキャンピングカーのベースとして選ばれており、その値段や装備内容には大きな差があります。本記事では、エントリークラスからハイエンドクラスまで、幅広い価格帯ごとの特徴や代表的なモデルを紹介します。

この記事を読めば、ハイエースベースのキャンピングカーの新車の値段を比較しながら、自分に合ったモデルや購入の目安を見つけることができるでしょう。

ポイント

  1. ハイエースキャンピングカー新車の値段と価格帯ごとの特徴が理解できる
  2. エントリーからハイエンドまでの代表モデルを知ることができる
  3. 値段によって変わる装備や快適性の違いがわかる
  4. 自分の予算に合うモデル選びのポイントが理解できる

ハイエースのキャンピングカー新車の値段をグレードごとに比較

TOYOTA「ハイエース バン 」公式
  • ハイエースがキャンピングカーに選ばれる理由
  • エントリークラスの新車価格(450〜600万円台)
  • ミドルクラスの新車価格(600〜750万円台)
  • ハイエンドクラス(750万円〜1000万円超)の豪華モデル
  • ポップアップルーフ付きモデルの新車価格
  • 4WDモデルの新車価格
  • 特別仕様・限定モデルの新車価格

ハイエースがキャンピングカーに選ばれる理由

トヨタ・ハイエースは、日本のキャンピングカー市場で最も多くベース車両に採用されているモデルのひとつです。その理由は、信頼性の高さとカスタムの自由度にあります。長年にわたり商用車として培われた耐久性、メンテナンス性、全国どこでも部品供給が受けられる安心感は、長距離移動や長期旅行を前提とするキャンピングカーにとって大きな魅力です。

さらに、ハイエースはボディサイズのバリエーションが豊富で、標準ボディからワイドボディ、スーパーロングまで幅広く展開されています。これにより、二人旅向けのコンパクトモデルから、大人数で使えるファミリーモデルまで、ユーザーのライフスタイルに応じた架装が可能です。また、キャンパー特装車としてメーカーから販売されるベース車両は、内装加工や電装系を組み込む前提で設計されているため、ビルダー各社が高品質なキャンピングカーを製造できる土台となっています。

新車価格の相場感

新車価格の相場を見ると、最もリーズナブルなモデルでは450万円程度から登場し、装備が充実したミドルクラスは600万〜750万円台が中心価格帯です。さらに、家庭用エアコンや高出力の電装システムを備えた上級モデルや、特別仕様車になると800万〜1000万円前後に達します。一般的に「キャンピングカーは高額」という印象を持たれがちですが、ハイエースベースは価格の幅が広いため、予算や使用目的に合わせて最適な一台を選びやすいのが特徴です。

このように、信頼性・拡張性・価格の選択肢が揃っている点から、ハイエースはキャンピングカーのベースとして常に高い人気を維持しています。

エントリークラスの新車価格(450〜600万円台)

ナッツRV「Toiace(トイエース)」514万円〜

ハイエースをベースにしたキャンピングカーの中でも、450万〜600万円台の価格帯は「エントリークラス」と呼べるゾーンです。比較的手に届きやすい価格ながら、必要な装備をしっかり備え、普段使いから週末の旅行まで幅広く対応できるモデルが多いのが特徴です。特に初めてキャンピングカーを購入する方や、夫婦・小さな子ども連れのファミリー層に人気があります。

この価格帯のモデルでは、ナローやワイドボディをベースにした比較的コンパクトなレイアウトが中心で、都市部での取り回しや駐車のしやすさも重視されています。家庭用エアコンや大容量電装システムは省かれることも多いですが、シンク、冷蔵庫、電子レンジなど日常的な車中泊に十分な設備はしっかり揃っています。

代表的なモデルを見てみると、以下のようなラインアップがあります。

  • ダイレクトカーズ「ACROSS(アクロス)」シリーズ:ガソリン2WDで439万円からと、ハイエースベースの中では最も手の届きやすいモデル。多彩なシートアレンジが魅力。
  • ダイレクトカーズ「釣りエース」「ドッグエース」:いずれも449万円からの価格設定で、趣味に特化した装備が充実。釣り専用のロッドホルダーやペット対応設備を搭載。
  • OMC「ボギー」:542万円から。標準ルーフで立体駐車場に対応でき、7名乗車・5名就寝に対応する実用的な一台。
  • ナッツRV「Toiace(トイエース)」:514万円から。出窓付きで広いラゲッジスペースを確保し、積載性と居住性を両立。

エントリークラスは、キャンピングカーとしての基本機能を備えつつも購入コストを抑えたい人に最適です。「本格的な長期旅には少し物足りないが、週末のお出かけや趣味の拠点としては十分」という声も多く、最初の一台として選ばれることが多いゾーンといえるでしょう。

ビルダー モデル名 ベース車両 価格(税込) 乗車定員 就寝定員
ダイレクトカーズ ACROSS ハイエース スーパーGL 4,390,000円〜 8人 記載なし
ダイレクトカーズ 釣りエース ハイエース スーパーGL 4,490,000円〜 5〜6人 大人3人
ダイレクトカーズ ドッグエース ハイエース スーパーGL 4,490,000円〜 5人 記載なし
ナッツRV famimo ハイエース ワゴンGL 4,994,100円〜 8人 記載なし
ナッツRV Toiace スーパーロング/ワイド/ハイルーフ(特装) 5,140,800円〜 5人 4人
ホワイトハウス コンパス ビッツ ハイルーフ ハイエース ロングバンDX/ハイルーフ 5,036,000円〜 5人 大人2人、子供2人
ホワイトハウス コンパス ビッツ ハイエース ロングバンDX/ポップアップルーフ 5,491,000円〜 7人 大人3人、子供2人
OMC ボギー 標準ボディ・標準ルーフ・ロング(GL特設) 5,620,000円〜 7人 大人3人、子供2人
アネックス リコルソ ハイエース ワゴンGL 5,720,000円〜 8人 大人3人
※ 価格は各公式ページ掲載の税込・車両本体価格です(諸費用・オプション等は別途)。グレードや駆動方式により異なる場合があります。

ミドルクラスの新車価格(600〜750万円台)

アネックス「Wiz」679万円〜

600万〜750万円台は、ハイエースキャンピングカーの中で「ミドルクラス」にあたる価格帯です。エントリークラスに比べて設備や内装の質感が大幅に向上し、家庭用エアコンやリチウムイオンバッテリーなど、本格的な長期旅行を見据えた装備が揃うのが特徴です。ファミリーでの車中泊や長距離旅行、趣味を楽しむ拠点として十分な快適性を備えています。

この価格帯の代表的なモデルを紹介します。

  • RVランド「BLISS」「EDGE」「Lino」(620〜660万円台):スーパーロングベースで、広い就寝スペースやU字型ソファなど快適性を追求。抗菌レザー内装やマルチルーム付きで長期旅行にも対応。
  • ホワイトハウス「コンパス(ミドルルーフ)」(656.9万円〜):ポップアップ無しモデルはこの価格帯。立体駐車場対応のサイズながら、常設ベッドや40L冷蔵庫を備えたバランス型キャンパー。
  • アネックス「UTONE 500」(657.8〜699.6万円):12Vクーラー搭載で停車中も快適。最大就寝8名に対応する大空間で、ファミリー層に人気。エレベーティングルーフ仕様ではさらに就寝人数を拡張可能。
  • アネックス「Wiz」(679万円台〜):ナローハイルーフをベースにした二人旅専用モデル。家庭用エアコンやリチウム電装を標準搭載し、コンパクトながら快適性を徹底。
  • OMC「銀河」「北斗対座モデル」(651〜656万円〜):スーパーロングの広い居住空間に常設2段ベッドやトイレルームを備え、二人旅からファミリーまで対応。12Vクーラー搭載オプションも魅力。
  • ナッツRV「Radish」「LeekⅡ」(614〜638万円〜):断熱性に優れたエアフォリアシステムや常設二段ベッドで年中快適。LeekⅢになると800万円台ですが、LeekⅡはミドルクラスで手が届きやすい。
  • レクビィ「プラスSL」「プラスDD」「MRカランタ」(677〜748万円〜):ファミリー向けや夫婦旅向けなど多彩なレイアウトを展開。断熱・家具の質感も高く、上質なくるま旅を実現。
  • トイファクトリー「BALEIA」(679万円〜):大容量ラゲッジと常設ベッドを備え、自転車や大型アウトドア用品を積めるアクティブ派向けモデル。
  • ダイレクトカーズ「リトリートスーパーロング」(679〜739万円):広い室内とアウトドアキッチンを備え、リアルウッドの高級感ある内装が特徴。

このクラスになると、家庭用エアコン・リチウム電装・常設ベッド・マルチルームなど、快適な旅に必要な要素がほぼ揃います。そのため、本格的にキャンピングカーを生活の一部に取り入れたい人や、長期の家族旅行を計画している人に最適なゾーンといえるでしょう。

ビルダー モデル名 ベース車両 価格(税込) 乗車定員 就寝定員
RVランド BLISS ハイエース スーパーロング(特装) 6,204,000円〜 6人 大人4人
RVランド EDGE ハイエース スーパーロング(特装) 6,116,000円〜 7人 大人2人、子供2人
RVランド Lino ハイエース スーパーロング(特装) 5,929,000円〜 9人 大人4人
ホワイトハウス コンパス ハイエース S-GLワイド 7,334,000円〜 6人 大人5人
アネックス UTONE 500 ハイエース ロング・ワイド・ミドルルーフ S-GL 6,578,000円〜 6人 大人4人、子供4人
アネックス Wiz ハイエース ロングバン(ナローハイルーフ・特装) 6,793,600円〜 5人 大人2人
アネックス RICORSO ハイエース ワゴンGL 6,869,500円〜 8人 大人3人
OMC 銀河 ハイエース スーパーロング・ハイルーフ(特装) 6,510,000円〜 7人 大人3人
OMC 北斗 対座モデル ハイエース ワイド・ミドルルーフ(S-GL) 6,560,000円〜 7人 大人3人
OMC ツインズエース ハイエース スーパーロング・ハイルーフ(特装) 6,204,000円〜 7人 大人2人、子供2人
ナッツRV Radish ハイエース スーパーロング(特装) 6,148,400円〜 7人 大人4人
ナッツRV LeekⅡ ハイエース スーパーロング(特装) 6,328,400円〜 7人 大人4人
レクビィ プラスSL ハイエース スーパーロング(特装) 7,172,000円〜 8人 大人3人
レクビィ プラスDD ハイエース スーパーロング(特装) 7,480,000円〜 8人 大人4人
レクビィ MRカランタ ハイエース ロングワゴンGL 7,040,000円〜 5人 大人2人
トイファクトリー BALEIA ハイエース スーパーロング(特装) 6,790,000円〜 4人 大人5人
トイファクトリー BADEN ハイエース スーパーロング(特装) 7,290,000円〜 6〜7人 大人4人
トイファクトリー GT ハイエース スーパーロング(特装) 7,290,000円〜 7人 大人4人
ダイレクトカーズ リトリート スーパーロング ハイエース スーパーロング(特装) 6,790,000円〜 5人 記載なし
ダイレクトカーズ Bruno ハイエース ワゴンGL(ワイド・ミドルルーフ) 6,980,000円〜 6人 記載なし
※ 価格は公式サイト掲載の税込・車両本体価格です。諸費用・オプション等は別途必要です。

ハイエンドクラス(750万円〜1000万円超)の豪華モデル

トイファクトリー「GT Casa BLACK EDITION」765万円〜

750万円を超える価格帯は、ハイエースベースのキャンピングカーにおける「ハイエンドクラス」に位置付けられます。このクラスは、単なる車中泊仕様を超え、家庭用エアコンや高容量リチウム電源システム、豪華な家具やインテリアを備えた「動くホテル」と呼べる存在です。長期の車旅はもちろん、趣味やセカンドハウス的な利用まで対応できるため、上質なライフスタイルを求めるユーザーから支持を集めています。

この価格帯で注目される主なモデルを紹介します。

  • ホワイトハウス「コンパス グランド」「コンパス プロ」(733万〜784万円)
    グランドハイルーフ仕様で常設三段ベッドや大空間を実現。最大6人就寝が可能で、大人のファミリーにも対応するゆとりある一台。
  • アネックス「UTONE 500 クーラーパッケージプラスER」(772万円〜)
    12Vクーラーと200Ahリチウムを搭載し、停車中でも快適な冷房を実現。エレベーティングルーフ仕様では最大8名が就寝できる大空間モデル。
  • ナッツRV「LeekⅢ EVOLITE」(764〜845万円)
    家庭用エアコンとEVOLITE電装システムを標準装備し、断熱性能もトップクラス。夏冬を問わず一晩中快適に過ごせる上級モデル。
  • レクビィ「カントリークラブ」「トップセイル」「ファイブスターセプト」(946〜951万円)
    和モダンや高級感あるインテリアを採用し、ファミリーから大人二人旅まで幅広く対応。内装の質感は国産バンコンの中でも随一。
  • トイファクトリー「BADEN 30周年記念モデル」(985〜1068万円)
    限定60台の特別仕様車。重厚感あるインテリアと特別カラーのエアロウィンドウを備え、トイファクトリーの最高峰モデルとして位置付けられています。
  • トイファクトリー「CORDOBA CRUISE」(754〜837万円)
    高級感ある二人旅専用モデルで、室内にウォーターレストイレを標準装備。快適性と機能性を兼ね備えた贅沢仕様。
  • ダイレクトカーズ「山小屋」「RETREAT PREMIUM EDITION」(769〜799万円)
    リアルウッドを多用した上質な室内空間と強力な電装システムを搭載。落ち着いた“隠れ家”のような雰囲気が魅力。

このクラスになると、家庭用エアコン・高性能リチウム電源・断熱システム・豪華インテリアといった要素がほぼ標準装備になります。価格は確かに高額ですが、ホテルに長期滞在するような快適性を「車で持ち運べる」と考えれば、その価値は十分にあると言えるでしょう。

ビルダー モデル名 ベース車両 価格(税込) 乗車定員 就寝定員
ホワイトハウス エスコート ハイエース ハイルーフ 7,042,000円〜 4人 大人4人
ホワイトハウス コンパス(ポップアップルーフ) ハイエース SUPER GLワイド 7,334,000円〜 6人 大人5人
ホワイトハウス コンパス プロ ハイエース S-GLワイド 7,301,000円〜 4人 最大6人
ホワイトハウス コンパス カラー ハイエース S-GLワイド 7,334,000円〜 6人 大人5人
ホワイトハウス コンパス グランド ハイエース S-GLワイド(グランドハイルーフ) 7,338,400円〜 6人 大人5人
ホワイトハウス コンパス グランド プロ ハイエース S-GLワイド(グランドハイルーフ) 7,305,400円〜 4人 最大6人
ホワイトハウス コンパス ドルク ハイエース ハイルーフ 7,174,000円〜 6〜7人 大人2人、子供2人
アネックス UTONE 500 クーラーパッケージプラス ER ハイエース ロングワイド ミドルルーフ S-GL 7,722,600円〜 6人 大人6人、子供2人
ナッツRV LeekⅢ EVOLITE ハイエース スーパーロング ワイド ハイルーフ 7,648,400円〜 7人 大人4人
トイファクトリー BADEN ハイエース スーパーロング 7,290,000円〜 6〜7人 大人4人
トイファクトリー BADEN Casa BLACK EDITION ハイエース スーパーロング 7,565,000円〜 6〜7人 大人4人
トイファクトリー BADEN 30周年記念モデル ハイエース スーパーロング 9,850,000円〜 6〜7人 大人4人
トイファクトリー CORDOBA CRUISE ハイエース スーパーロング 7,540,000円〜 4人 大人2人
トイファクトリー GT Casa BLACK EDITION ハイエース スーパーロング 7,565,000円〜 7人 大人4人
トイファクトリー BALEIA LION KING EDITION ハイエース スーパーロング 8,200,000円〜 4人 大人5人
ダイレクトカーズ 山小屋 ハイエース キャンパー特装車 7,690,000円〜 6人 記載なし
ダイレクトカーズ RETREAT PREMIUM EDITION ハイエース キャンパー特装車 7,690,000円〜 4人 記載なし
ダイレクトカーズ ボンドⅡ ハイエース ロングワイドミドルルーフ S-GL 8,190,000円〜 6人 大人2人、子供3人
ダイレクトカーズ ボンド ポップアップルーフ ハイエース ワイドロングミドルルーフ S-GL 7,490,000円〜 6人 大人2人、子供3人
レクビィ カントリークラブ ハイエース SL キャンパー特装車 9,460,000円〜 7人 大人4人
レクビィ ファイブスターセプト ハイエース SL キャンパー特装車 9,460,000円〜 7人 大人3人、子供2人
レクビィ トップセイル ハイエース SL キャンパー特装車 9,515,000円〜 7人 大人5人
※ 価格は公式サイト掲載の税込・車両本体価格です。諸費用・オプション等は別途必要です。

ポップアップルーフ付きモデルの新車価格

ホワイトハウスキャンパー「コンパス」733万円〜

ポップアップルーフ付きのモデルは、普段は低い車高で取り回しがしやすく、必要な時だけルーフを跳ね上げて就寝スペースを確保できるのが最大の魅力です。都市部の立体駐車場にも対応しやすく、旅行時には大人+子供を含む複数名の就寝が可能になります。ハイエースベースでは、ビルダーごとに異なるポップアップルーフ仕様が展開されており、二人旅向けからファミリーユースまで幅広い選択肢があります。

ビルダー モデル名 ベース車両 価格(税込) 乗車定員 就寝定員
東和モータース販売 ツェルト CP ハイエース標準ボディDXまたはキャンパー特設 6,028,000円〜 7人 大人4人、子供2人
ホワイトハウス コンパス ビッツ ハイエース ロングバンDX 5,491,000円〜 7人 大人3人、子供2人
ホワイトハウス コンパス ハイエース S-GLワイド 7,334,000円〜 6人 大人5人
ホワイトハウス コンパス プロ ハイエース S-GLワイド 7,301,000円〜 4人 最大6人
ホワイトハウス コンパス カラー ハイエース S-GLワイド 7,334,000円〜 6人 大人5人
アネックス UTONE 500 ER(エレベーティングルーフ仕様) ハイエース ロングワイド ミドルルーフ S-GL 7,722,600円〜 6人 最大8人
ダイレクトカーズ ボンド ポップアップルーフ ハイエース ワイドロングミドルルーフ S-GL 7,490,000円〜 6人 大人2人、子供3人
※ 価格は公式サイト掲載の税込・車両本体価格です。諸費用・オプション等は別途必要です。
※ 「エレベーティングルーフ仕様」「ポップアップ仕様」など名称はメーカーごとの表記に従っています。

ハイルーフを利用した就寝性に優れたモデル

以下のモデルは、ポップアップルーフ仕様ではありませんが、ハイルーフを活用することでゆとりある天井高と就寝空間を確保しています。室内での圧迫感が少なく、長時間の滞在や複数人での利用に適しているのが特徴です。ポップアップルーフに比べると駐車場の制限を受けやすいものの、車内の快適性を優先したいユーザーに選ばれています。

ビルダー モデル名 ベース車両 価格(税込) 乗車定員 就寝定員
ホワイトハウス コンパス グランド ハイエース S-GLワイド(グランドハイルーフ) 7,338,400円〜 6人 大人5人
ホワイトハウス コンパス グランド プロ ハイエース S-GLワイド(グランドハイルーフ) 7,305,400円〜 4人 大人2人、子供2人
ダイレクトカーズ ボンドⅡ ハイエース ロングワイドミドルルーフ S-GL 8,190,000円〜 6人 大人2人、子供3人
レクビィ トップセイル ハイエース SL キャンパー特装車 9,515,000円〜 7人 大人3人、子供2人
※ 価格は公式サイト掲載の税込・車両本体価格です。諸費用・オプション等は別途必要です。

4WDモデルの新車価格

ハイエースキャンピングカーの4WDモデルは、雪道や悪路など走行環境の厳しい地域で高い人気を誇ります。北海道や東北などの積雪地帯や、山岳地帯・キャンプ場へのアクセスを想定するユーザーにとって、4WDは安心の装備です。特にディーゼルエンジンとの組み合わせはトルク性能が高く、長距離移動にも適しています。価格帯は同一モデルの2WD仕様に比べて数十万円程度高くなりますが、走破性や安全性を考えれば十分に検討する価値があるといえるでしょう。

ビルダー モデル名 ベース車両 価格(税込) 乗車定員 就寝定員
ナッツRV LeekⅢ EVOLITE ハイエース スーパーロング 8,458,400円
(4WDディーゼル)
7人 大人4人
トイファクトリー BADEN ハイエース スーパーロング 8,120,000円
(4WDディーゼル)
6〜7人 大人4人
トイファクトリー CORDOBA CRUISE ハイエース スーパーロング 8,370,000円
(4WDディーゼル)
4人 大人2人
トイファクトリー BADEN Casa BLACK EDITION ハイエース スーパーロング 8,395,000円
(4WDディーゼル)
6〜7人 大人4人
トイファクトリー GT Casa BLACK EDITION ハイエース スーパーロング 8,065,000円
(4WDガソリン)
7人 大人4人
ダイレクトカーズ 山小屋 ハイエース キャンパー特装車 7,990,000円
(4WDガソリン)
6人 記載なし
ダイレクトカーズ RETREAT PREMIUM EDITION ハイエース キャンパー特装車 7,990,000円
(4WDガソリン)
4人 記載なし
ダイレクトカーズ ボンドⅡ ハイエース ワイドミドルルーフ S-GL 8,490,000円
(4WDガソリン)
6人 大人2人、子供3人
ダイレクトカーズ ボンド ポップアップルーフ ハイエース ワイドロングミドルルーフ S-GL 7,790,000円
(4WDガソリン)
6人 大人2人、子供3人
レクビィ カントリークラブ ハイエース SL キャンパー特装車 9,900,000円前後〜
(4WD仕様)
7人 大人4人
レクビィ トップセイル ハイエース SL キャンパー特装車 9,955,000円前後〜
(4WD仕様)
7人 大人5人
※ 価格は公式サイト掲載の税込・車両本体価格です。諸費用・オプション等は別途必要です。

特別仕様・限定モデルの新車価格

トイファクトリー「BALEIA ライオンキングエディション」820万円〜(限定30台)

ハイエースキャンピングカーの中には、通常モデルに加えて特別仕様や限定販売のモデルも存在します。これらは内外装に専用カラーや上質な素材を採用し、標準モデル以上の高級感や個性を演出しているのが特徴です。記念モデルや限定台数で販売されるシリーズもあり、希少性の高さからコレクション的な価値を持つ場合もあります。長く乗る一台に特別な魅力を求めるユーザーにとって、これらのモデルは選択肢のひとつとなるでしょう。

ビルダー モデル名 ベース車両 価格(税込) 乗車定員 就寝定員 特徴(特別仕様内容)
トイファクトリー BALEIA Casa BLACK EDITION ハイエース スーパーロング 7,065,000円〜 4人 大人5人 黒を基調にしたインテリアの特別仕様
トイファクトリー BADEN Casa BLACK EDITION ハイエース スーパーロング 7,565,000円〜 6〜7人 大人4人 黒を基調とした専用インテリア・限定仕様
トイファクトリー GT Casa BLACK EDITION ハイエース スーパーロング 7,565,000円〜 7人 大人4人 黒基調デザイン・限定インテリア仕様
トイファクトリー BALEIA LION KING EDITION ハイエース スーパーロング 8,200,000円〜(限定30台) 4人 大人5人 ライオンキング特別デザイン・限定30台
トイファクトリー BADEN 30周年記念モデル ハイエース スーパーロング 9,850,000円〜(限定60台) 6〜7人 大人4人 30周年記念仕様・限定60台・特別カラーと記念パネル
レクビィ カントリークラブ ハイエース SL キャンパー特装車 9,460,000円〜 7人 大人4人 和モダン意匠・上級家具・特別仕立て
レクビィ ファイブスターセプト ハイエース SL キャンパー特装車 9,460,000円〜 7人 大人3人、子供2人 ファミリー向け上級モデル・特別内装
レクビィ トップセイル ハイエース SL キャンパー特装車 9,515,000円〜 7人 大人3人、子供2人 高級家具仕立て・上級志向の特別仕様
ダイレクトカーズ 山小屋 ハイエース キャンパー特装車 7,690,000円〜 6人 記載なし 木目調インテリア・山小屋風デザイン
ダイレクトカーズ RETREAT PREMIUM EDITION ハイエース キャンパー特装車 7,690,000円〜 4人 記載なし 隠れ家コンセプト・上質なプレミアム仕様
※ 価格は公式サイト掲載の税込・車両本体価格です。諸費用・オプション等は別途必要です。
※ 「特徴(特別仕様内容)」は公式に記載された情報を基に要点を簡潔に記載しています。

ハイエースのキャンピングカー新車の値段をビルダーごとに比較

  • トイファクトリー(Toy-Factory)のモデルと価格帯
  • ナッツRVのモデルと価格帯
  • ダイレクトカーズのモデルと価格帯
  • レクビィ(RECVEE)のモデルと価格帯
  • アネックス(ANNEX)のモデルと価格帯
  • ホワイトハウスキャンパーのモデルと価格帯
  • RVランドのモデルと価格帯
  • OMC(オーエムシー)のモデルと価格帯
  • その他のハイエースキャンピングカーを扱うショップ

トイファクトリー(Toy-Factory)のモデルと価格帯

トイファクトリー「BADEN」729万円〜

トイファクトリー(Toy-Factory)は、1995年に岐阜県可児市で創業した日本のキャンピングカーメーカーです。創業者である藤井昭文代表の幼少期の旅の経験から、「荷物をたくさん載せることができ、人が快適に寝ることができる」という一貫したコンセプトのもと、一台のハイエース改造からその歴史を始めました。

同社の行動指針は「はじまりはいつもトイファクトリーから」であり、常に革新的なキャンピングカーを開発しています。特に、お客様からも評価の高い目に見えない断熱への強いこだわりが特徴で、「トリプル断熱」、ソーラーシステム、アクリルウィンドウ、プラズマクラスターの装着など、業界初の快適技術を多数導入しています。中途半端なモノづくりはせず、常に最新で最高の品質を追求する姿勢を貫いています。

トイファクトリーが手掛けるハイエースベースのバンコンバージョンモデルは、多岐にわたります。代表的なモデルとして、優雅な二人旅をコンセプトにした「CORDOBA CRUISE(コルドバ クルーズ)」、ファミリー層にも対応するフラッグシップモデル「BADEN(バーデン)」、広大なラゲッジスペースと高い居住性が売りの「BALEIA(バレイア)」などがあります。一部モデルでは、未来型の「ウォーターレストイレ」であるクレサナやアクリルウィンドウを標準装備し、快適性を追求しています。また、創業30周年記念の限定モデルや、国産素材にこだわった「Casa BLACK EDITION」といったシックでモダンな特別仕様車も提供し、デザイン性にも力を入れています。

その品質と技術は高く評価されており、2008年には自動車メーカーから国内最多のバンコン製作台数であると評価され、BADENは2010年の『オートキャンパー』アワードでベスト1を獲得しました。近年は、トヨタ自動車、シャープ、KYBといった国内大手メーカーとの連携や、ステランティス社など世界的な企業との協業も積極的に進め、「オールジャパン」でのモノづくりと品質向上に挑戦しています。

ハイエース スーパーロング(キャンパー特装)

店舗情報

  • 本店(岐阜県可児市)、直営:岐阜店、湘南店、東北店、東京店、土岐店、EURO-TOY 相模原 店舗施設案内
  • 正規販売店:一部のトヨタディーラーで取り扱いあり

ナッツRVのモデルと価格帯

ナッツRV「Radish(ラディッシュ)」614万円〜

日本最大級のキャンピングカーメーカーであるナッツRVは、「クルマ創りを通してお客様に喜んでもらえる仕事がしたい」という企業理念のもと、長年にわたり質の高いキャンピングカーを世に送り出してきました。同社は、お客様の夢を原動力に、車いじり好きの社員が集結し、バイタリティ、アイデンティティ、スピリットが凝縮された製品開発を目指しています。全国に8つの直営拠点と正規ディーラーを展開し、購入後のメンテナンスやトラブル対応など、お客様のキャンピングカーライフを強力にサポートする体制を築いています。

ナッツRVが手掛けるハイエースベースのキャンピングカーは、「乗る」「積む」「寝る」という使いやすさを追求し、快適性を最重要視しています。特に、日本特有の厳しい気候に対応するため、天井・壁には「エアフォリア」ウルトラ断熱システムを、床には「ポリエチレンフォームP.Eライト」といった高断熱材を徹底して採用し、一年中快適な車内空間を提供します。

また、軽量かつ美しいPVC家具を内装に用い、広々とした室内空間を演出。多くのモデルで自転車やカヌーなどの大型趣味道具を積載できる広大なラゲッジスペースを確保しています。さらに、「LeekⅢ」のようなモデルには家庭用エアコンと高効率充電システム「EVOLITE」を標準装備し、発電機なしで長時間冷房を使用可能にするなど、先進技術の導入にも積極的です。普段使いのしやすさと「くるま旅」の楽しさを両立させ、多様なライフスタイルに応えるモデルを幅広くラインナップしています。

ハイエース 標準ボディ(ナロー)

ハイエース ロング・ワイド・ミドルルーフ

ハイエース スーパーロング(キャンパー特装)

店舗情報

  • 本店(福岡県筑紫野市)、直営店:北九州店、太宰府インター店、京都店、名古屋一宮店、愛知豊川店、神奈川湘南店、埼玉店、札幌店 店舗情報
  • 正規ディーラー:ナッツ金沢、ナッツ松山)

ダイレクトカーズのモデルと価格帯

ダイレクトカーズ「ボンド ポップアップルーフ 」749万円〜

ダイレクトカーズは、2009年に個人事業として創業し、当初は中古車販売とミニバンカスタムを手掛けていましたが、東日本大震災での経験をきっかけに2012年にはハイエースのカスタムに特化しました。ダイレクトカーズは、ハイエースを単なる実用車としてだけでなく、「人生を一緒に楽しむ相棒」や「緊急事態時の生活を支える大切な道具」として捉え、その無限の可能性を追求することを企業理念としています。

ダイレクトカーズは、お客様の多様なライフスタイルに応えるため、多種多様なハイエースキャンピングカーを開発しています。例えば、オートバイレース愛好家向けの「鈴鹿GPトランポ」や、ペットとの旅に特化した「ドッグエース」、内装にリアルウッドを多用した「山小屋」や「リトリートスーパーロング」など、特定の趣味や用途に合わせたモデルが豊富です。また、快適な車中泊を実現するために、リチウムイオンバッテリーや1500Wインバーター、家庭用エアコン、DC12Vクーラーといった充実した電源システムや冷暖房設備を多くのモデルで標準装備またはオプション設定しています。

特に注目すべきは、「乗用ナンバー(3ナンバーワゴン)のまま乗車定員を自由に設定できる」というコンセプトで業界に先駆けて開発された「プレミアムフリーワゴン」シリーズです。これは、国土交通省が定める制動試験や衝突安全試験を含む厳しい乗用安全基準を全てクリアした画期的なモデルであり、ハイエース専門店としての長年のノウハウと技術の集大成と言えます。このシリーズは、乗り心地の良さや2年ごとの車検など、乗用車としてのメリットを享受しながら、広々とした居住空間と柔軟なレイアウトを提供します。その他にも、ポップアップルーフを備えた「ボンドポップアップルーフ」や、ボディ右側のエクステンションBOXで室内空間を拡張する「山小屋」など、独創的なレイアウトのモデルも手掛けています。

8ナンバー(キャンピング登録)

ベース車両:ハイエース スーパーロング(キャンパー特装)、ロング・ワイド・ミドルルーフ など

3ナンバー(乗用登録・他ナンバー登録可も含む)

ベース車両:ハイエース ワゴンGL、コミューター など

5ナンバー(乗用登録・他ナンバー登録可も含む)

ベース車両:ハイエース 標準ボディ、ロング・ワイド・ミドルルーフ など

4ナンバー

ベース車両:ハイエース バンDX GLパッケージ

店舗情報

  • 本店(三重県鈴鹿市)、ショールーム:三重県鈴鹿市、神奈川県厚木市、福岡県飯塚市 ショールーム所在地

レクビィ(RECVEE)のモデルと価格帯

レクビィ「ソラン 」785万円〜

レクビィは、1984年に「バンショップモーターライズ」として創業し、2024年には創業40周年を迎える老舗キャンピングカーメーカーです。彼らは「クルマ創りを通してお客様に喜んでもらえる仕事がしたい」という基本理念のもと、「Quality of life」の創造を目指し、お客様の人生に豊かさをもたらす特別な移動体験の提供を追求しています。

同社は特にハイエースをベースにしたキャンピングカーの製造・販売に注力しており、使いやすさと快適性を追求したこだわりの断熱材やキャンピング設備を架装しています。レクビィのハイエースキャンピングカーは、お客様の多様なライフスタイルや旅のスタイルに応えるために幅広いラインナップを展開しています。

例えば、「和モダン」なデザインと優雅なシート縫製が特徴の「カントリークラブ」や、ファミリー向けバンコンの究極を目指し、リアの2段ベッドと3列シートを両立させた「ファイブスターセプト」などがあります。また、ペットとの快適な車中泊をコンセプトにした明るくおしゃれな「ソラン」は、標準ルーフから広大なスーパーロングまで、取り回しの良い複数のボディタイプで提供されています。

さらに、レクビィ創業40周年記念モデルの「MRカランタ」は、取り回しの良いコンパクトなボディサイズでありながら、「つかず離れずのちょうどいい距離感」を提供するという独自のコンセプトを掲げています。その他にも、リア対面ソファベッドで開放的な安らぎを提供する「プラスSL」や、「リヤ個室」と「2段ベッド」を特徴とする人気モデル「プラスDD」など、多様なモデルを通じて、それぞれの旅に最適な機能と快適な居住空間を提供しています。レクビィは、全国の直営店や正規ディーラーを通じて製品を販売しており、購入後のアフターサービスにも万全を期しています。

ハイエース ロングバン(標準/ハイルーフ)

ハイエース ロングワゴンGL

ハイエース ロングワゴンGL(ワイドミドル)

ハイエース スーパーロング(キャンパー特装車ベース)

店舗情報

  • 本社(愛知県瀬戸市)、直営店:レクビィオスト(神奈川県)、レクビィステーション(愛知県)、レクビィエスト(京都府)
  • 正規販売店:北海道・東北、関東、東海、関西、九州の各エリアにある販売店 全国の販売店・展示車両

アネックス(ANNEX)のモデルと価格帯

アネックス「リコルソ 」572万円〜

アネックスは、1964年に「たなか自動車商会」として創業し、2024年には創業60周年を迎える老舗キャンピングカーメーカーです。1994年に社名を「株式会社アネックス」へと変更しました。同社は「日本を代表するキャンピングカーメーカーとして、お客様の人生を豊かにする特別な移動体験を提供し、家族の絆を深める時間を創出する」ことを企業理念として掲げており、技術革新と品質向上、環境への配慮を通じて最高の旅のパートナーを目指しています。

アネックスは、主に徳島工場でバンコンモデルの製造を手がけ、技術革新、品質改善、環境配慮に日々取り組んでいます。また、2022年9月にはキャブコンモデル「リバティ」専用の生産ラインを備えた新工場を岡山県倉敷市玉島に稼働させるなど、製造体制を強化しています。販売面では、直営店やLACグループの店舗、提携販売店を通じて全国に展開しており、RVランドも提携販売店の一つです。

アネックスが手掛けるハイエースキャンピングカーは、お客様の多様なニーズに応えるために、様々なコンセプトと特徴を持っています。UTONE 500は「動く・泊まる・寝る」を柔軟にこなす上級モデルで、200Ahリチウムバッテリーによる12Vクーラー稼働やエレベーティングルーフによる最大8名就寝が特徴です。Wizはハイエース・ナローハイルーフをベースにふたり旅に特化し、ホームエアコンやFFヒーター、リチウム電池2基、インバーター、ソーラーパネルなどを標準装備してコンパクトながら快適な長期旅を可能にします。RICORSOはハイエース ワゴンGLベースのミドルクラスモデルで、ホームエアコンや高容量バッテリー2基、FFヒーターを備え、2人旅を中心にしながらも8名乗車・3名就寝に対応できる汎用性を持ち、季節を問わず快適に過ごせるキャンピングカーです。

アネックスは1985年にハイエースバンの屋根に開閉可能なFRP製ルーフを架装した「コンポーザー」を開発するなど、古くからハイエースベースのキャンピングカーに注力してきました。2003年にはWizをEDDYシリーズに追加し、2008年にはRICORSOを発売。そして2022年にはRICORSOとWizにエアコン搭載モデルが、RIWシリーズの後継モデルとしてUTONEが発表されるなど、常にユーザーのニーズに応えるべく製品開発を続けています。

ハイエース 標準ボディ(ナロー)

ハイエース ワイド・ロング・ミドルルーフ

ハイエース スーパーロング(キャンパー特装車ベース)

店舗情報

  • 本店(徳島県吉野川市)、直営店:キャンピングカープラザ(大阪、東京)、キャンピングカーランド(埼玉店、岐阜店、名古屋店、京都店)
  • 正規販売店:北海道から九州まで全国各地に提携販売店あり 全国の販売店

ホワイトハウスキャンパーのモデルと価格帯

ホワイトハウスキャンパー「コンパス ビッツ 」549万円〜

ホワイトハウスキャンパーは、1980年代から「VAN LIFE(バンライフ)」という豊かなライフスタイルを日本に提案してきたキャンピングカーメーカーです。同社は、単に移動するだけでなく、場所の自由、時間の自由、そして心の自由を提供し、家族との時間や自然との共生を大切にする、精神的に満たされた日々を求めることを「VAN LIFE」の核心としています。

長年にわたり数多くの自動車メーカーのディーラーとしての経験と、キャンピングカービルダーとしての専門技術を融合させているのがホワイトハウスキャンパーの大きな強みです。キャンピングカーは電装品などを多く搭載するため重量が増加し、通常の乗用車とは異なるバランスが生じますが、ホワイトハウスキャンパーでは、「走る」「曲がる」「止まる」といったクルマとしての基本性能を何よりも大切にし、安全と安心を保証する開発・設計を徹底しています。また、機能性や拡張性といったキャンピングカーとしての完成度も追求されています。

独自開発のハイエース用回転シートやFRP製エクステンションボックスによって広々とした就寝スペースと快適なダイネットを確保し、ポップアップルーフも自社工場で製作・取り付けることで高品質な仕上がりを実現しています。さらに、多くのモデルは高さ2.1m以下に収まり立体駐車場にも対応できるため、キャンピングカーでありながら日常使いの利便性も兼ね備えています。

ホワイトハウスキャンパーが手掛けるハイエースベースのキャンピングカーには、多様なモデルがあります。エスコートは「移動式隠れ家」をテーマにした快適モデルで、常設ベッドや充実装備が魅力です。コンパスシリーズは最小モデルのビッツから定番のコンパス、趣味や仕事にも対応するプロ、初心者向けのカラー、大空間と三段ベッドを備えたグランド、最大6名就寝可能なグランドプロまで多彩に展開されています。さらに、ドルクはFRP製エクステンションボックスによる広いクイーンサイズベッドを備え、ラグジュアリーかつ快適なくつろぎ空間を提供するなど、それぞれ異なる用途やスタイルに応じた個性豊かなモデルが揃っています。

これらのモデルは、ホワイトハウスキャンパーが長年の経験と技術に基づいて培ってきた「スタイルだけでなく、機能だけでもなく、『クルマ』として安心して乗れるキャンピングカー」という理念を体現しています。

ハイエース ロングバンDX(標準ボディ/ナロー)

ハイエース S-GLワイド(ミドルルーフ/ポップアップ)

ハイエース S-GLワイド(グランドハイルーフ)

ハイエース(ハイルーフ)

店舗情報

  • 本店(愛知県名古屋市)、直営店:横浜、福岡
  • 正規販売店:北海道、茨城県、大阪府、広島県、香川県、佐賀県に提携販売店あり 店舗・取扱店

RVランドのモデルと価格帯

RVランド「Lino Premium(リノ プレミアム)」611万円〜

RVランドは、1992年4月1日に設立されたキャンピングカー専門メーカーです。茨城県常総市に本社を構え、全国に複数の店舗とメンテナンス工場を展開し、お客様に安全で快適なキャンピングカーライフを提供しています。同社は、キャンピングカーの日頃のメンテナンスの重要性を認識し、購入後のアフターサービスに注力しています。併設のキャンプ場での車両チェックなど、お客様に寄り添ったサポート体制を築くほか、アネックスやホワイトハウスといった他社製品も取り扱う正規ディーラーでもあります

RVランドが手掛けるハイエースキャンピングカーは、トヨタ ハイエース スーパーロング キャンパー特装車をベースとしており、オリジナルモデルのサブバッテリーには古河電池製のバッテリーを採用し、快適な電力供給を追求しています。キャンピングカー選びにおいて重要な「走る」「寝る」「過ごす」のバランスを追求し、ハイエースの持つ実用性とカスタマイズ性を活かしたモデルづくりが特徴であり、初心者からベテランユーザーまで幅広い支持を集めています。

RVランドは多様なニーズに応えるため、以下のオリジナルハイエースモデルを提供しています。

BLISSは快適性と実用性を両立した「至福」をコンセプトにしたモデルで、回転式キャプテンシートや抗菌レザー内装、2段ベッドやギャレー設備を備え6名乗車・4名就寝に対応します。EDGEは全員前向き乗車可能なレイアウトとマルチルームを特徴とし、効率的なキッチン配置とスタイリッシュなデザインで7名乗車・4名就寝を実現。Linoは「輝き」をテーマにU字型ラウンジソファと広大なベッドスペースを持ち、長尺物の収納にも対応する9名乗車・4名就寝モデルです。さらに上位版のLino Premiumは、上質な空間と充実したギャレー設備を備え、夫婦や愛犬との旅に最適な8名乗車・3名就寝のキャンピングカーとなっています。

ハイエース スーパーロング(キャンパー特装)

店舗情報

  • 本社(茨城県常総市)、流山店(千葉県流山市)、イオンモールつくば店(茨城県つくば市)、北海道店(北海道千歳市)、九州・鳥栖展示場(佐賀県鳥栖市)店舗情報

OMC(オーエムシー)のモデルと価格帯

OMC「narrow 銀河 」604万円〜

OMC(株式会社オーエムシー)は、オーダーメイドキャンピングカーの製造販売を手掛けるキャンピングカーメーカーです。東京都武蔵村山市に展示場を構え、その近郊にある国内自社工場(第一工場・第二工場)で、家具の製作から縫製までを一貫して行っています。これにより、車体に合わせた緻密な木材のカットや微調整が可能となり、家具がしっかりと固定されることで「きしみ音」の心配がない高品質な製品を提供しています。また、展示場では常時オリジナルキャンピングカーの見学・試乗が可能で、工場見学も受け付けています。

OMCは、キャンピングカーでの快適な旅を追求し、細部にわたる「こだわり」を持っています。例えば、日本の厳しい気候に対応するため、吸水しにくい特性を持つ高断熱・高気密な断熱材を採用し、結露や黒カビの発生を抑え、冷暖房のエネルギー消費を少なくして一年中快適な居住空間を実現しています。床表面材には、高い耐久性を持つ重歩行用床材を使用し、傷がつきにくく、汚れも拭き取りやすいだけでなく、抗菌・防汚性・耐摩耗性にも優れています。シート生地は、トヨタや日産などの乗用車にも使われる摩擦に強く色あせしにくい車専用生地をはじめ、家庭用家具生地から選ぶことができ、自社工場での縫製により家具の内装との統一感も演出可能です。さらに、シックハウス症候群の原因となる有害物質を排除した「F☆☆☆☆(フォースター)」の建材・内装材を使用することで、納車後すぐに快適に過ごせるよう配慮されています。ベース車両のボディやルーフには加工を施さないため、メーカー保証が全国どこでも受けられる体制が整っており、内装についても1年間保証が付くなど、充実したアフターメンテナンスを提供しています。

OMCが手掛けるハイエースベースのキャンピングカーは、お客様の多様なニーズに応えるため、様々なコンセプトと特徴を持つモデルを展開しています。

ナロー銀河は取り回しの良さと二人旅+ペットに最適なレイアウトを備え、ツアーズワイドSGLはファミリー向けに普段使いも可能な快適装備を搭載、ツインズエースはスーパーロングの広い空間で多様な旅スタイルに対応します。ボギーはコンパクトながら7名乗車と就寝対応力を持ち、都市部でも扱いやすいモデルです。北斗対座モデルは常設二段ベッドやリアトイレを備え、床下収納型クーラーを搭載可能な実用性が特徴。フラッグシップの銀河は最大サイズのボディに常設ベッドやマルチルームを備え、オプションで家庭用エアコンも搭載できるなど、高い快適性と多用途性を誇ります。

ハイエース 標準ボディ(ナロー)

ハイエース ロング・ワイド・ミドルルーフ

ハイエース スーパーロング(キャンパー特装)

店舗情報

その他のハイエースキャンピングカーを扱うショップ

この記事では扱いきれませんでしたが、他にもハイエースをベースにしたキャンピングカーを手掛ける優れたビルダーやショップが数多く存在します。ここでは代表的なメーカーやブランドをいくつかご紹介します。

リンエイプロダクト

リンエイプロダクトは創業40年以上の実績を持ち、100種類以上のキャンピングカーを提供しています。ハイエースをベースにした「バカンチェスシリーズ」は、スーパーロング・ハイルーフ、ワイド・ミドルルーフ、ナロー・ハイルーフ、ナロー・標準ルーフなど、多様なボディタイプに対応したモデルを展開。夫婦や一人旅向け、ファミリー向けなど幅広いニーズに応え、埼玉、岐阜、大阪に店舗を構えています。

ビークル

ビークルは、ハイエースやキャラバンをベースにしたバンコンを専門とし、「キャンパー特装車」を中心に展開しています。最大の強みは、長期間快適に利用するための徹底した「こだわり」です。車体加工を最小限に抑え、床作りには全工程の1/3以上を費やし、車体に穴を開けない独自の工法を採用。家具には天然木化粧合板や無垢材を使用し、キシミやガタつきのない高品質を追求。製作工場隣接で工程見学も可能です。

RV BIGFOOT

アールブイ・ビックフットは30年以上の実績を持つキャンピングカーメーカーです。災害にも強いACS太陽光発電システムを導入し、自然エネルギーを活用したオール電化と地球環境に優しい車両開発を推進。洗練された使いやすさを追求したデザインも特徴で、人の動線や普段使いを考慮しています。ハイエースベースのバンコンバージョンを幅広く提供し、購入後の追加工事や修理も各店舗のメンテナンス工場でサポートするため安心です。

アルフレックス

アルフレックスは、「ADDSET」ブランドでハイエースやキャラバンをベースにしたキャンピングカーとトラベルバンを製造しています。スーパーロング・ハイルーフの「Motor home」はリチウムイオンバッテリーやクーラーを備えたハイエンドモデル。冷蔵庫やギャレーを備える「Camping」や、日常使いに特化した「Travel」など、多彩なラインナップを展開。「Made by ALFLEX」の高い品質を重視し、全国のキャンピングカーショーでその仕上がりを紹介しています。

Funluce(ファンルーチェ)

ファンルーチェは、株式会社キャンピングカーランドが展開するオリジナルキャンピングカーブランドです。セレンゲティ、パタゴニア、ウラルなど、ハイエースをベースにしたカットキャブコン(カットキャブコンバーション)モデルを設計・製造しており、2004年に創業。以降、セレンゲティ(2005年)、パタゴニア(2007年)、ヨセミテ(2010年)、ウラルシリーズ(2016年)など、多彩なラインナップを順次発表しています。愛知県日進市に拠点があり、海外にも製作拠点を持つ、技術と品質にこだわったブランドです。

RVトラスト

RVトラストは福岡県那珂川市に本社を構えるキャンピングカーメーカーで、自社工場で一貫して設計から製造までを手掛けています。ハイエースをベースにしたオリジナルモデルを展開しており、シンプルで使いやすい「TR540S LILA」、街乗りから旅行まで対応する「TR540S JOIN」、洗練されたデザインと快適性を兼ね備えた「TR500 NEUTRISE」(キャブコン)、高級感ある仕上がりと広々とした室内が特徴の「TR550L Bolero-V.MAX」(キャブコン)など、多彩なラインナップを用意。安全性や快適性へのこだわりが評価され、利用スタイルに合わせて選べるモデルが揃っています。

katomotor(加藤モーター)

katomotorは、新潟県燕市に本社と工場を構える老舗キャンピングカーメーカーで、創業以来「特別な一台をハンドクラフトで作り続ける」ことを理念としています。ハイエースやタウンエースをベースにしたキャンピングカーを自社一貫生産しており、とくに「ブルームーン」シリーズは、スライド式2段ベッドを備えるなど細部にまでこだわった設計が特徴です。

ハイエースのキャンピングカー新車購入の値段と選択ポイント:まとめ

記事のポイントをまとめます。

  • ハイエースのキャンピングカー新車の値段は幅広い価格帯がある
  • エントリークラスは450万〜600万円台で初心者に最適である
  • ミドルクラスは600万〜750万円台で快適装備が充実している
  • ハイエンドクラスは750万円以上で豪華装備が標準である
  • 値段が上がると家庭用エアコンやリチウム電源が搭載される
  • ポップアップルーフ仕様は取り回しが良く就寝人数を増やせる
  • ハイルーフ仕様は居住性を重視するユーザーに選ばれている
  • 4WD仕様は雪道や悪路に強く地方ユーザーに人気である
  • 特別仕様モデルは限定感と高級感が特徴である
  • 値段によって選べるボディサイズやルーフ形状が異なる
  • 信頼性と耐久性が高く長期旅行に適している
  • 値段差は装備内容や居住性の快適さに直結する
  • 各ビルダーごとに独自のモデルと強みがある
  • 新車値段を把握することで購入計画が立てやすい
  • 自分の予算とライフスタイルに合うモデルを選ぶことが重要である

-購入・費用