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全国版!キャンピングカーで泊まれる道の駅リスト

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キャンピングカーでの旅を計画中のあなたへ。キャンピングカーで泊まれる道の駅を探しているなら、この記事があなたの疑問を解決します。道の駅での車中泊は、自由で魅力的な旅のスタイルですが、その際には知っておくべきルールやマナー、そして適切な場所選びが非常に重要です。この記事では、安心して快適な車中泊を楽しむために必要な情報から、実際に泊まれる道の駅の特徴まで、網羅的に解説していきます。

ポイント

  1. 各エリアの具体的な車中泊可能道の駅がわかる
  2. 道の駅での仮眠と宿泊の線引きが理解できる
  3. RVパーク併設の道の駅のメリットを知ることができる
  4. 道の駅以外で車中泊ができるスポットも理解できる

キャンピングカーで泊まれる道の駅:地域別リスト

  • 道の駅でのキャンピングカー利用
  • 関東エリアで泊まれる道の駅
  • 関西エリアで泊まれる道の駅
  • 北海道エリアで泊まれる道の駅
  • 東北エリアで泊まれる道の駅
  • 東海エリアで泊まれる道の駅
  • 中国エリアで泊まれる道の駅
  • 四国エリアで泊まれる道の駅
  • 九州エリアで泊まれる道の駅

道の駅でのキャンピングカー利用

キャンピングカーで道の駅を利用する際、車中泊が可能かどうかは多くの方が気になる点でしょう。国土交通省の見解では、道の駅は交通事故防止のための休憩施設であり、駐車場の公共空間での宿泊は基本的には推奨されていません。しかし、仮眠であれば24時間無料で利用が認められています。

仮眠と宿泊の線引き

この「仮眠」と「宿泊」の区別は、その利用目的によって判断されます。疲労や眠気を解消するための「運転途中の休憩」として車内で眠ることは「仮眠」とみなされ、時間の明確な制限はありません。一方、「泊まること」自体を目的とした行為は「宿泊」とされ、許可されていません。一般的には、一晩(約24時間以内)の利用であれば休憩・仮眠の範囲内と見なされることが多いですが、24時間を超えるような連続した長期滞在は、公共施設の不法占拠と見なされる可能性があります。

RVパーク併設の道の駅

すべての道の駅で車中泊が禁止されているわけではありません。一部の道の駅には、日本RV協会が認定する「RVパーク」が併設されており、ここでは快適かつ安心して車中泊ができます。RVパークには、以下の条件が設けられています。

  • 余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上推奨)
  • 24時間利用可能なトイレ
  • 100V電源が使用可能(20A以上推奨)
  • 入浴施設が車で15分圏内にあること
  • ごみ処理が可能
  • 入退場制限が緩やか
  • 指定ロゴの看板設置
  • 複数日の滞在が可能

RVパークがなくても、車中泊を積極的に受け入れている道の駅も存在します。

「車中泊禁止」の表示の減少とマナー

かつては多くの道の駅で「車中泊禁止」の看板が見られましたが、現在ではその表示が減少傾向にあります。これは、国土交通省が「車中泊禁止」という表現が利用者に誤解を与えるため適切でないと指導しているためとされています。しかし、看板が撤去されたからといって、無制限な利用が許されるわけではありません。道の駅側が車中泊を禁止する背景には、夜間営業していないこと、トラブルが発生しやすいこと、駐車スペースが不足することのほか、一部の利用者によるマナー違反が大きな要因となっています。

関東エリアで泊まれる道の駅

関東エリアは、首都圏からのアクセスも良く、多様な観光地があるため、キャンピングカーでの車中泊に適した道の駅が多数存在します。ここでは、車中泊が可能とされている、またはRVパークが併設されている道の駅をいくつかご紹介します。

道の駅 保田小学校(千葉県)

廃校となった旧保田小学校の校舎を再活用したユニークな道の駅です。学校の雰囲気を楽しみながら給食メニューのレストランや体育館の直売所を利用できます。入浴施設や宿泊施設も併設されており、旅の疲れを癒しながら滞在が可能です。富津館山道路「鋸南保田I.C」からすぐで、アクセスも良好です。ウェブサイト

道の駅 山の駅養老渓谷 喜楽里(千葉県)

千葉県大多喜町にある道の駅で、車中泊専用スポット「RVパークsmart」が併設されています。電源や専用スペースが確保されており、車中泊に適した設備が整っています。ウェブサイト

道の駅 むつざわつどいの郷(千葉県)

温泉施設が併設されており、フラットな駐車場と清潔なトイレが魅力です。徒歩圏内にはコンビニやスーパー、ホームセンター、コインランドリー、焼鳥のテイクアウト店などがあり、非常に便利な環境が整っています。ウェブサイト

道の駅 オライはすぬま(千葉県)

蓮沼海浜公園に隣接する道の駅で、「RVパークはすぬま」が併設されています。電源や水道、清潔なトイレが完備されており、快適な車中泊が可能です。週末にはB級グルメや異国料理などのイベントも開催されています。ウェブサイト

道の駅 湯西川(栃木県)

秘湯として知られる「湯西川温泉」の玄関口に位置し、天然温泉を楽しめる道の駅です。野岩鉄道会津鬼鬼川線「湯西川温泉駅」に直結しており、公共交通機関でのアクセスも良好ですです。日光観光の拠点としても利用されています。ウェブサイト

道の駅 うつのみや ろまんちっく村(栃木県)

広大な敷地を持つ人気の道の駅で、プールや体験農場などの施設が整備されています。ファミリーでの滞在や体験型の旅行に適しています。ウェブサイト

道の駅 川場田園プラザ(群馬県)

「関東の好きな道の駅」ランキングで常に上位に入る道の駅です。広大な敷地にはレストラン、ベーカリー、農産物直売所などが集まり、観光とグルメが同時に楽しめます。ウェブサイト

道の駅 よしおか温泉(群馬県)

温泉や足湯が魅力で、隣接する運動公園ではケイマンゴルフやパークゴルフが楽しめます。ゴルフ用品のレンタルも可能で、体を動かしたい方におすすめです。ウェブサイト

道の駅 六合(群馬県)

群馬県にある道の駅で、RVパークが併設されています。車中泊利用者向けに設備が整っており、自然に囲まれた静かな環境で過ごせます。ウェブサイト

道の駅 たくみの里(群馬県)

東京ドーム約70個分の敷地を持つテーマパーク型の道の駅で、わら細工や和紙作りなど20種類以上の体験ができます。RVパークが設置されており、利用者は近くの温泉施設「奥平温泉 遊神の湯 遊神館」を無料で利用できます。ウェブサイト

道の駅 かつら(茨城県)

河原沿いにあり、のんびりとした雰囲気が魅力の道の駅です。犬連れのキャンピングカー利用者も多く、ペット連れの車中泊にも適しています。ウェブサイト

道の駅 まくらがの里こが(茨城県)

清潔なトイレと24時間営業のコンビニが隣接する便利な道の駅です。平坦な駐車場と静かな環境が整っており、車中泊にも適しています。ウェブサイト

道の駅 八王子・滝山(東京都)

都心に近い立地で、地元ナンバーの車中泊車も多く見られます。近くに24時間営業の飲食店「南京亭」があり便利ですが、夜間は交通量が多いため静かさを重視する方は注意が必要です。ウェブサイト

道の駅 富士吉田(山梨県)

富士山観光の拠点に適した道の駅で、売店や飲食店も充実しています。冬季は気温がかなり低くなるため、防寒対策は必須です。ウェブサイト

道の駅 南きよさと(山梨県)

敷地内にドッグランがあり、大型犬用と小型犬用に分かれています。愛犬と一緒に利用できるレストランもあり、ペット連れの車中泊におすすめです。ウェブサイト

道の駅 つる(山梨県)

富士山や富士五湖観光の拠点に最適な道の駅です。RVパークが併設されており、電源付きの区画で快適に車中泊ができます。24時間利用可能なトイレや近隣の温泉施設も整っており、衛生面も安心です。ウェブサイト

関西エリアで泊まれる道の駅

関西エリアは、歴史的な観光地が多く、温泉施設を併設した道の駅も豊富に存在するため、キャンピングカーでの車中泊に適したスポットが多数あります。道の駅では基本的に短時間の休憩や仮眠が許可されていますが、宿泊目的の利用はできません。しかし、車中泊専用のRVパークを併設している道の駅や、積極的に車中泊を受け入れている道の駅も存在します。

道の駅 愛彩ランド(大阪府)

大阪府岸和田市にあるこの道の駅は、普通車270台、身障者用7台、大型車8台を収容できる広大な駐車場を備えています。トイレも完備されており、約7km圏内には銭湯もあります。施設内には農産物直売所があり、新鮮な野菜や地元直送の鮮魚を購入できます。 ウェブサイト

道の駅 みさき(大阪府)

海に面した道の駅で、「みさきの丘の灯台」をコンセプトにした施設です。農産物や鮮魚の直売所、フードコートがあり、食事の選択肢も豊富です。近隣の「ときめきビーチ」からは明石海峡大橋や淡路島を一望でき、夜間には展望台「夢灯台」がライトアップされます。ウェブサイト

道の駅 近つ飛鳥の里・太子(大阪府)

聖徳太子ゆかりの地にある小規模な道の駅で、大型車2台、普通車29台の駐車スペースがあります。新鮮な農産物の直売所があり、車内での簡単な調理も可能です。徒歩約20分の距離に「太子温泉」があり、旅の疲れを癒せます。ウェブサイト

道の駅 いずみ山愛の里(大阪府)

和泉市産の農産物や加工品を取り扱う道の駅で、普通車120台、大型車7台、身障者用3台を収容可能な広い駐車場があります。屋外トイレは24時間利用可能で、レストランでは旬の野菜を使った料理が楽しめます。ウェブサイト

道の駅 しらとりの郷・羽曳野(大阪府)

普通車272台、大型車4台を収容する大規模な駐車場を持つ道の駅で、バーベキュー広場も併設されています。コンロを借りて本格的なバーベキューが楽しめるほか、約4km圏内に温泉施設もあり、快適な車中泊が可能です。ウェブサイト

道の駅 針テラス(奈良県)

名阪国道沿いにある西日本最大級の道の駅で、南イタリア風のデザインが特徴です。広大な駐車場と、温泉施設、コンビニ、レストランが整備されており、24時間営業で利便性も抜群です。カプセルホテルは現在休館中です。ウェブサイト

道の駅 神鍋高原(兵庫県)

神鍋温泉「ゆとろぎ」が併設されており、温泉で旅の疲れを癒せます。但馬牛を使った料理など、地元の特産グルメも楽しめる道の駅です。温泉利用は大人800円です。ウェブサイト

道の駅 あわじ(兵庫県)

明石海峡大橋の真下に位置する道の駅で、新鮮な海鮮料理や直売所が充実しています。明石海峡のパノラマを望む絶景が楽しめるロケーションも魅力です。ウェブサイト

道の駅 スプリングひよし(京都府)

日吉ダムの下に広がる自然豊かな道の駅で、地元野菜を扱う直売所や、名物カレーが評判のレストランがあります。天然温泉も併設されており、アウトドアやスポーツの後にゆっくりとリフレッシュできます。ウェブサイト

道の駅 すさみ(和歌山県)

公式に「車中泊OK」と明記されており、車中泊に最適な道の駅です。温泉施設も併設されており、ゆったりと体を癒せます。展望台からは国の天然記念物「江須崎」を一望でき、景観も楽しめます。ウェブサイト

北海道エリアで泊まれる道の駅

北海道エリアは、その広大な自然と多様な魅力からキャンピングカーでの車中泊に非常に適しており、車中泊が可能なRVパークやキャンプ場を併設する道の駅が多数存在します。道の駅は本来、短時間の休憩や仮眠のための施設ですが、一部の道の駅では車中泊専用のスペースを設けるなどして、積極的に車中泊を受け入れています。

道の駅びえい 白金ビルケ(北海道)

北海道上川郡美瑛町にある道の駅で、車中泊専用のキャンピングサイトが設置されています。電源・炊事場・バーベキュー設備を備え、1泊3,500円で快適に滞在できます。施設内にはサイクリングコース、ドッグラン、アウトドアショップ「THE NORTH FACE」があり、冬はスノーモービル体験も可能です。観光名所へのアクセスも良好で、アウトドアを満喫したい方に最適です。ウェブサイト

道の駅 阿寒丹頂の里(北海道)

釧路市阿寒町にある道の駅で、RVパークを併設しています。電源付き区画を含む全19台分のスペースがあり、料金は電源なし1泊1,500円、電源あり1泊2,000円です。施設内には「赤いベレー天然温泉」があり、美肌の湯として知られています。美術館、農園、パークゴルフ場も隣接し、家族連れにもおすすめです。近くには阿寒湖や釧路湿原があり、観光拠点としても優れています。ウェブサイト

道の駅 びふか(北海道)

中川郡美深町にある道の駅で、隣接する「美深アイランド」のオートキャンプ場で車中泊が可能です。温泉施設「びふか温泉」やカヌー体験、パークゴルフが楽しめる自然豊かなロケーションです。特産のコロッケやチョウザメの燻製など、地元グルメも充実しています。オートキャンプ場の利用料金は1泊3,500円です。ウェブサイト

道の駅 花ロードえにわ(北海道)

恵庭市にある「花の拠点 はなふる」内に位置する道の駅で、RVパークを併設しています。電源、コインランドリー、無料シャワーが24時間利用でき、追加料金でゴミ回収も可能です。近隣にはコンビニやスーパーもあり、長期滞在にも便利です。札幌市や新千歳空港、苫小牧フェリーターミナルからもアクセスしやすく、道央観光の拠点としておすすめです。ウェブサイト

道の駅 ☆ロマン街道しょさんべつ(北海道)

苫前郡初山別村、国道232号線「オロロンライン」沿いにある道の駅です。海に面したオートキャンプ場が併設されており、晴れた日には利尻富士や天売島・焼尻島の眺望が楽しめます。施設内の「しょさんべつの湯『コズミックイン』」では、夕日を望みながらの露天風呂が楽しめます。さらに、海水浴場(無料シャワー付)、天文台、ゴーカートなどのアクティビティも揃っています。ウェブサイト

東北エリアで泊まれる道の駅

東北エリアは、広大な自然と豊富な温泉地が特徴であり、キャンピングカーでの車中泊に適した道の駅が多数存在します。国土交通省の見解では、道の駅は短時間の休憩や仮眠を目的とした施設であり、宿泊目的の利用は推奨されていませんが、多くの道の駅では安全運転のための仮眠は認められています。また、中にはRVパークやキャンプ場を併設し、積極的に車中泊を受け入れている道の駅も存在します。

道の駅 くじ(岩手県)

岩手県久慈市にある道の駅で、第二駐車場「中町駐車場」にて車中泊が可能です。普通車80台を収容できる広々とした駐車スペースがあり、トイレは通年利用可能。水道の利用は4月〜11月に限定されます。「昭和の想い出博物館 レトロ館」などの観光施設も併設されており、地元産品の販売も充実しています。ウェブサイト

道の駅 上品の郷(宮城県)

宮城県石巻市に位置し、246台収容の広大な駐車場を備えています。警察による定期巡回があり、安全面でも安心して車中泊が可能です。温泉施設「ふたごの湯」は、宮城県内唯一の含鉄塩化物泉で、足湯も楽しめます。直売所やカフェもあり、地元の味覚を堪能できます。ウェブサイト

道の駅 三滝堂(宮城県)

登米市にある道の駅で、RVステーションを併設し車中泊に対応しています。24時間営業のコンビニやドッグラン(小型・中大型犬用)があり、利便性と快適性を兼ね備えた施設です。地元野菜が並ぶ物産コーナーやフードコートも充実しており、愛犬連れの旅行者にも好評です。ウェブサイト

道の駅 あ・ら・伊達な道の駅(宮城県)

大崎市にある道の駅で、鳴子温泉郷へのアクセスに優れています。全国道の駅グランプリで1位を獲得したこともあり、観光の拠点としても人気です。土産品のバリエーションが豊富で、観光客にとって魅力的な立ち寄りスポットとなっています。ウェブサイト

道の駅 うご(秋田県)

秋田県羽後町にあり、駐車場に車中泊用の専用区画があり、1泊500円で利用できます。24時間利用可能なトイレとコインシャワーを完備。農産物直売所やジェラートショップ「うご・じぇら」が人気で、子連れにも配慮された設備が整っています。ウェブサイト

道の駅 やたて峠(秋田県)

大館市にある道の駅で、温泉施設「大滝温泉」が隣接しています。観光・休憩・入浴すべてが揃っており、車中泊にも適した環境です。秋田県内では他にも、「象潟」「てんのう」「岩城」「おおうち」「東由利」などの道の駅に温泉が併設されており、入浴が可能です。ウェブサイト

道の駅 ならは(福島県)

福島県楢葉町にある道の駅で、RVパークを併設しています。電源利用が可能で、近隣には温泉施設もあります。国道6号線沿いに位置し、太平洋側エリアを移動する際の中継地としても便利です。ウェブサイト

道の駅 山口温泉きらら289(福島県)

南会津町にある道の駅で、車中泊可能なRVパークを併設しています。温泉施設を備え、ゴミ回収や電源使用料もRVパーク利用料金に含まれています。自然公園やスキー場にも近く、アウトドアやウィンタースポーツを楽しむ拠点としても人気です。ウェブサイト

道の駅 つるた(青森県)

青森県鶴田町に位置し、広大な田園風景に囲まれたロケーションです。名物の「ジャンボシリーズ」や、ぶどう「スチューベン」を使ったワインやソフトクリームが名物です。冬は豪雪地帯となるため、スタッドレスタイヤや防寒対策が必要です。ウェブサイト

道の駅 津軽白神(青森県)

鰺ヶ沢町にある道の駅で、岩木山を望む絶景スポットです。日帰り温泉施設を併設しており、清潔なトイレやモンベルショップもあります。登山客やサイクリストの利用も多い人気の道の駅です。ウェブサイト

道の駅 みさわ(青森県)

三沢市にある道の駅で、交通量が少なく静かな環境が特徴です。早朝から営業している食堂もあり、落ち着いた車中泊スポットとして利用されています。ウェブサイト

道の駅 いかりがせき(青森県)

平川市にある道の駅で、温泉が併設されています。国道7号線沿いに位置し、長距離移動時の休憩地点として便利です。ウェブサイト

道の駅 浅虫温泉(青森県)

青森市の温泉街にある道の駅で、日帰り入浴施設が近隣にあります。交通量が多いエリアに位置するため、静けさを重視する場合は注意が必要です。ウェブサイト

道の駅 いまべつ(青森県)

今別町にある道の駅で、公式に車中泊を禁止していない施設です。24時間以内の仮眠・休憩にとどめれば問題なく利用できます。北海道新幹線「奥津軽いまべつ駅」も近く、アクセス性にも優れています。ウェブサイト

道の駅 やまがた蔵王(山形県)

山形市にある道の駅で、夜間もトイレが利用可能で快適に仮眠ができます。蔵王観光の玄関口として利用されており、周辺観光地へのアクセスも良好ですです。ウェブサイト

道の駅 にしかわ(山形県)

西川町に位置し、温泉施設「水沢温泉館」が併設されています。月山の玄関口にあり、登山やスキーの拠点として利用されます。ウェブサイト

道の駅 庄内みかわ(山形県)

庄内エリアにある道の駅で、地元の特産品販売と温泉施設が併設されており、旅の疲れを癒すことができます。ウェブサイト

道の駅 天童温泉(山形県)

天童市にある道の駅で、温泉と直売所が併設されています。将棋の町・天童らしく、将棋駒をモチーフにしたモニュメントなども楽しめます。ウェブサイト

道の駅 鳥海 ふらっと(山形県)

にかほ市にある道の駅で、日本海を望む立地にあり、温泉も併設されています。山形・秋田県境の観光拠点として便利です。ウェブサイト

東海エリアで泊まれる道の駅

東海エリアは、富士山や海岸線などの雄大な自然景観が魅力であり、温泉施設を併設する道の駅も豊富に存在します。これらの道の駅は、中部地方の観光拠点や車中泊旅の中継地として最適な立地にあります。道の駅は本来、短時間の休憩や仮眠を目的とした施設であり、宿泊目的の利用は推奨されていませんが、中にはRVパークやキャンプ場を併設し、積極的に車中泊を受け入れている道の駅も存在します。車中泊を検討する際には、事前に車中泊が許可されているかを確認することが重要です。

道の駅 どんぐりの里 いなぶ(愛知県)

愛知県豊田市に位置する「道の駅 どんぐりの里 いなぶ」は、「どんぐりの湯」という温泉施設を併設しており、旅の疲労回復に最適です。施設内には直売所やレストラン、トイレも完備されています。ウェブサイト

道の駅 パーク七里御浜(三重県)

三重県南牟婁郡御浜町にある「道の駅 パーク七里御浜」は、世界遺産である熊野古道に隣接し、日本一長い砂利浜を望む絶景の道の駅です。この道の駅にはRVパークが併設されており、車中泊が可能です。コインランドリー、スーパー、飲食店といった設備も整っています。RVパークの利用には事前予約が必要です。ウェブサイト

道の駅 飯高駅(三重県)

三重県松阪市に位置する「道の駅 飯高駅」は、日帰り温泉施設が併設されている道の駅で、車中泊の際にリラックスできるスポットです。温泉のほかにも、レストラン、そば打ち体験、直売所などの施設が利用できます。ウェブサイト

道の駅 朝霧高原(静岡県)

静岡県富士宮市にある「道の駅 朝霧高原」は、雄大な富士山を眺めることができる道の駅です。朝霧高原の食材を豊富に使ったアイスクリームが名物です。周辺には陣馬の滝や田貫湖などの観光スポットも点在しており、静岡県の自然を満喫したい方におすすめの道の駅です。ウェブサイト

中国エリアで泊まれる道の駅

中国・四国エリアは、それぞれ異なる魅力を持つ地域であり、キャンピングカーでの車中泊に適した道の駅が点在しています。国土交通省の見解では、道の駅は短時間の休憩や仮眠を目的とした施設であり、宿泊目的の利用は推奨されていませんが、多くの道の駅では安全運転のための仮眠は認められています。また、中にはRVパークやキャンプ場を併設し、積極的に車中泊を受け入れている道の駅も存在します。

中国地方は、瀬戸内海と日本海の両方にアクセスできる地理的特徴を持ち、良質な温泉地も点在しています。山陰・山陽の美しい景観を楽しみながら、温泉で旅の疲れを癒せる道の駅が魅力的です。

道の駅 湖畔の里 福富(広島県)

広島県東広島市に位置する「道の駅 湖畔の里 福富」は、県内最大規模の複合施設として知られています。福富ダム(通称・しゃくなげ湖)の雄大な景色を望むことができ、キャンプ場や多目的グラウンドも備えているため、ソロから小さなお子さん連れまで、幅広い層が楽しめるスポットです。この道の駅にはRVパークが併設されており、6台分の車室が用意されています。RVパークの利用料は1泊1,600円から2,800円で、シャワールームも利用可能です。道の駅の公式SNSでは、イベント情報や新作スイーツの情報が随時発信されています。ウェブサイト

道の駅 阿武町(山口県)

山口県阿武郡阿武町にある「道の駅 阿武町」は、「道の駅発祥の地」の一つとして知られ、道の駅マニアには必訪のスポットです。日本海を間近に眺められる温泉施設「鹿島の湯」が併設されており、旅の途中でリフレッシュできます。また、地元の新鮮な魚介を使った海鮮丼など、地域ならではのグルメも豊富に楽しめます。車中泊が可能なRVパークも併設されており、4台分の車室が用意され、1泊1,000円で利用可能です。道の駅に隣接するキャンプ場では、地域を丸ごと楽しむ体験イベントも開催されており、食事処も多いため食べ歩きにもおすすめです。ウェブサイト

道の駅 豊平どんぐり村(広島県)

天然温泉「龍頭の湯」や、そば打ち体験ができる「どんぐり庵」、レストラン「龍頭の里」、農産物直売所「さんさん市」、宿泊施設「どんぐり荘」などが揃った滞在型の道の駅です。体育館や野球場、屋内プールといったスポーツ施設もあり、家族連れやグループ旅行にも人気ですです。日本初の屋根付きRVパークを併設しており、2台分の専用スペースが電源付きで設けられています。駐車場とトイレは24時間利用可能で、車中泊は禁止されておらず、雨でも快適に過ごせます。多くの車中泊利用者にSランク評価されています。ウェブサイト

道の駅 ごいせ仁摩(島根県)

石見銀山から車で約10分の場所に位置し、地域産の魚介や農産物を扱う直売所や、地元の食材を活かしたレストランがある新しい木造建築の道の駅です。屋外のイベントスペースでは定期的に催しが行われており、観光拠点としても利用されています。日本RV協会認定のRVパークがあり、セミフルコンやキャブコンなど様々な車両に対応する5台分の区画が整備されています。電源・ゴミ回収・トイレ利用など含め、安心して車中泊できる環境が整っています。ウェブサイト

四国エリアで泊まれる道の駅

四国地方の道の駅は、古都の雰囲気と現代的な設備が調和しており、観光地へのアクセスが良好です。温泉施設を併設する施設も多く、歴史ある観光地巡りの拠点として利用できます。

道の駅 ひなの里かつうら(徳島県)

徳島県勝浦郡勝浦町にある「道の駅 ひなの里かつうら」は、お土産や食事、イベントなど多様な楽しみ方ができる道の駅です。特に、高さ8mのひな壇が圧巻の「元祖ビッグひな祭り」や、子どもたちに人気の「阿波かつうら恐竜フェスティバル」など、多くの人が集まる大規模なイベントが開催されます。新鮮な農産物が手に入る直売所や、手打ちうどんが味わえる飲食店、レトロな雰囲気の喫茶店も備わっています。RVパークも併設されており、5台分の車室があり、1泊2,500円で利用可能です。ウェブサイト

道の駅 ふれあいパークみの(香川県)

香川県三豊市にある「道の駅 ふれあいパークみの」は、物産コーナーやお食事処に加え、日帰り温泉施設も併設されており、旅の疲れを癒すのに適しています。また、子どもも楽しめるアスレチック設備があり、大人から子どもまで楽しめる道の駅です。ウェブサイト

道の駅 虹の森公園まつの(愛媛県)

淡水魚の展示がある「おさかな館」や、体験型の「ガラス工房」、農業体験ができる「森の国ファーム」、地元野菜などを販売する「かごもり市場」などが集まる、自然と体験を楽しめる総合施設です。敷地内にRVパーク(4台分)があり、電源付きで有料利用可能(1泊約1,500円)。また、駐車場自体もフラットで24時間トイレに近いため、無料駐車場でも車中泊をされている方も多くいます。ウェブサイト

道の駅 清流の里ひじかわ(愛媛県)

肱川のほとりにある道の駅で、地元の農産物や加工品を販売する直売所を中心に、レストランやスーパー、観光案内所が併設されています。水辺に親しめる遊歩道や川遊びができるエリアもあり、地域の生活に密着した交流の場です。第2駐車場にRVパークを設置しており、1泊2,000円で電源・水道・ごみ処理付き。駐車場はフラットで静かです。地元レストラン、コインランドリー、情報コーナーなども整備され、快適に車中泊できる環境です。ウェブサイト

道の駅 たからだの里さいた(香川県)

物産館「恵みの里」や温泉施設「環の湯」、地域の文化を学べる「ふるさと伝承館」、パークゴルフなどが楽しめる「遊びの里」から成る複合型の施設です。焼き立てパンや手作りアイスクリームの販売もあり、観光と地元の魅力を同時に味わえるスポットです。2021年にRVパークが新設され、宿泊施設「湯の谷荘」東側の駐車場に5列分の区画があり(うち数列は傾斜有)、1泊2,500円で電源付きです。複数駐車場がありトイレや温泉施設も近く、車中泊に適した構造です。ウェブサイト

九州エリアで泊まれる道の駅

九州エリアは、豊かな温泉地が点在し、雄大な自然景観と地域ならではのグルメが車中泊の旅を彩る魅力的な地域です。活火山や多様な文化が混在しており、各県の特色を楽しみながら移動できるのが特徴です。

道の駅 むなかた(福岡県宗像市)

福岡県宗像市にある「道の駅 むなかた」は、大型で人気の道の駅の一つです。施設は新しくきれいで、道路から駐車場まで距離があるため比較的静かです。特に建物裏の第二駐車場は車中泊をする人がほとんどいないためおすすめされています。道の駅の中には非常に安価な魚屋さんが入っており、開店前から多くのお客が殺到するほどの人気です。ウェブサイト

道の駅 小国(熊本県小国町)

熊本県阿蘇郡小国町に位置する「道の駅 小国」は、規模はさほど大きくないものの、平日でも賑わっている人気の道の駅です。大分県日田市、黒川温泉、くじゅう連山へのアクセスが良く、観光に便利な立地にあります。道の駅ではレンタサイクル(前日までに予約必須)の利用もでき、街中散策におすすめです。また、スーパーやコンビニが近くにあります。ウェブサイト

道の駅 伊万里「ふるさと村」(佐賀県伊万里市)

佐賀県伊万里市にある「道の駅 伊万里『ふるさと村』」は、焼き物巡りを計画する際に便利な道の駅です。トイレは少し古めですが、第二駐車場は静かに過ごせるため車中泊に適しています。地元の伊万里牛も美味しいと評判ですが、「伊万里牛の焼肉マン」を食べ損ねたという声もあります。ウェブサイト

道の駅 都城NiQLL(宮崎県都城市)

宮崎県都城市に位置する「道の駅 都城NiQLL」は、2023年にリニューアルオープンした人気の道の駅です。広々とした店舗には豊富な物販が揃い、宮崎の地酒も勢揃いしています。料理教室ができるキッチンスタジオや多目的室も完備されており、近隣住民の憩いの場としても活用されています。屋根付きイベント広場や地元の木材を使用した室内遊具もあり、雨の日でも子供が安心して遊べるのが魅力です。夜間は街中にもかかわらず意外と静かで、ぐっすり眠れるという声もあります。ウェブサイト

道の駅 生月大橋(長崎県平戸市)

長崎県平戸市にある「道の駅 生月大橋」は、小規模な道の駅で、買い物やグルメを目的にする方にはあまりおすすめされませんが、静かに過ごしたい車中泊利用者には好まれる傾向があります。夜間の利用者は少なく、静かです。駐車場は全体的に傾斜があるため、高架橋側の一部にある傾斜の少ないスポットを選ぶのがポイントです。朝の散歩では、水色の生月大橋と行き交う船を眺めながら気持ちよく歩くことができます。ウェブサイト

道の駅 子守唄の里 五木(熊本県)

熊本県の「道の駅 子守唄の里 五木」は、採れたての野菜やジビエ、地元のお土産品が購入できる道の駅です。特に「やまうにとうふ」や、希少な地元産果実「くねぶ」を使ったジェラートが人気です。施設内にはRVパークsmartが併設されており、24時間利用可能なトイレと露天風呂のある温泉施設「温泉夢唄」があるため、旅の疲れをゆっくり癒せます。周辺には公園や神社も点在しており、観光の拠点としてもおすすめです。ウェブサイト

道の駅 きくすい(熊本県)

熊本県にある「道の駅 きくすい」は、RVパークsmartが併設されており、車中泊だけでなく、キャンプやバーベキュー、カヌー体験などのアクティビティも楽しめます。温泉施設は閉鎖されていますが、近隣には複数の温泉施設があるため、アクティビティ後にリフレッシュすることが可能です。RVパークsmartの車室は2台で、車室枠内であればテントやタープの設営も許可されています。周辺には歴史的な資源も豊富です。ウェブサイト

道の駅 おおき(福岡県)

福岡県にある「道の駅 おおき」は、田園風景が広がるのどかな道の駅です。周辺の農地では収穫体験ができ、地元の食材を使ったビュッフェも楽しめます。敷地内にはヤギなどの動物もおり、餌やり体験も可能です。RVパークsmartが併設されており、宿泊だけでなく日帰りでの利用も可能です。テントやテーブルなどのアウトドア用品のレンタルも行っているため、手軽に車中泊キャンプを楽しむことができます。焚き火ができることも魅力の一つです。ウェブサイト

道の駅 あそ望の郷 くぎの(熊本県)

熊本県の「道の駅 あそ望の郷 くぎの」は、阿蘇の雄大な景色を望める複合観光施設です。約3,000坪の芝生広場やパークゴルフ場があり、広大な敷地を活かした施設が特徴です。「あか牛の館」や「そば道場」など、地域の味覚を楽しめる施設のほか、ドッグランやモンベルストアも併設されており、充実した時間を過ごせます。RVパークsmartが併設されており、阿蘇の絶景を眺めながら優雅な車中泊を楽しむことができます。ウェブサイト

道の駅 佐俣の湯(熊本県)

熊本県にある「道の駅 佐俣の湯」は、RVパークを併設しており、豊富な湯量の温泉施設「佐俣の湯」が利用できます。自然に囲まれたロケーションで、宿泊施設「さまたんロッジ」や直売所「わくわく館」も併設されており、家族連れやグループに人気です。駐車場とトイレは24時間利用可能です。ウェブサイト

キャンピングカーで泊まれる道の駅:車中泊スポットの探し方

  • 車中泊可能な道の駅を見つけるには?
  • 道の駅での車中泊で必ず守るべきマナー
  • 道の駅以外で車中泊ができるスポット

車中泊可能な道の駅を見つけるには?

車中泊の旅は、時間に縛られずに自由な移動を楽しめる魅力がありますが、道の駅での車中泊にはいくつかの基本的なルールとマナーが存在します。これらの原則を理解し、適切に場所を選ぶことが、安全で快適な旅の第一歩となります。

車中泊が可能な道の駅の主な特徴

車中泊を視野に入れる場合、特定の道の駅を選ぶと良いでしょう。まず、RVパークが併設されている道の駅は非常に便利です。RVパークとは、日本RV協会が快適に安心して車中泊ができる場所として認定した施設で、余裕のある駐車スペース(横4m×縦7m以上推奨)、24時間利用可能なトイレ、100V電源(20A以上推奨)、そして車で15分圏内に周辺に入浴施設があることなどの条件を満たしています。さらに、ゴミ処理が可能であったり、入退場制限が緩やかであったり、複数日の滞在が可能であったりと、車中泊に必要な設備が整っているのが特徴です。また、RVパークを設置していなくても、道の駅が独自に車中泊を積極的に受け入れている場所も存在します。例えば、和歌山県にある「道の駅すさみ」のように、公式サイトに「車中泊OK」と明記されており、温泉施設が併設されている道の駅もその一つです。

車中泊可能な道の駅を見つける具体的な方法

車中泊ができる道の駅を見つけるためには、事前の情報収集が非常に重要です。まず、道の駅で車中泊を検討する際は、事前に車中泊が許可されているかを確認しましょう。情報源としては、日本RV協会の公式サイトがRVパークの情報を網羅しており、設備や料金の詳細を確認できます。また、各道の駅の公式サイトで、車中泊に関する記載や施設情報を確認することも推奨されます。特定の地域で車中泊が可能な道の駅やスポットをまとめている車中泊マップサイトも参考になります。もしネット情報が古い場合や不明確な場合は、直接道の駅に電話で問い合わせるのが最も確実な方法です。

道の駅での車中泊で必ず守るべきマナー

道の駅は、国土交通省によってドライバーが休憩し、交通事故を防止するための施設と位置づけられています。そのため、道の駅での利用は「仮眠は許可されるが、宿泊を目的とした利用は推奨されない」という基本原則が存在します。この「仮眠」と「宿泊」の線引きは「目的」によるとされており、運転の疲労回復が目的であれば問題なく、何時間までといった明確な規定もありませんが、「泊まること」自体を目的とする行為は許可されていないとされています。

以前は多くの道の駅で「車中泊禁止」の看板が見られましたが、現在ではその表示が減少傾向にあります。これは、国土交通省が「車中泊禁止」という表現が利用者に誤解を与えるため適切でないと指導しているためです。しかし、看板が撤去されたからといって、どのような利用も許されるわけではありません。道の駅側が車中泊を禁止する背景には、一部の利用者によるマナー違反が問題視されていることが挙げられます。快適な車中泊の旅を続けるためには、以下のマナー厳守が不可欠です。

ゴミの処理は徹底する

道の駅のゴミ箱は、そこで購入した商品から出るゴミに限定されており、旅で出た多量のゴミは原則として持ち帰るべきです。ゴミの不法投棄は野生動物が周囲に寄ってくる原因となり、それが人間に危害を加えることにつながる可能性もあります。

エンジンを停止し、騒音を出さない

騒音や環境への配慮から、エンジン停止が基本マナーです。特に夏場のエアコン使用のためにエンジンをかけっぱなしにすることは避けるべきとされています。大型トラックのアイドリングは、荷物の保冷・冷凍のためや、運転手の休憩義務に伴う業務上の理由があるため、理解が必要です。また、発電機の使用も道の駅では原則不可とされています。深夜に大声で会話したり、大音量で音楽を流したりすることも騒音問題となるため避けましょう。

車外での活動は厳しく制限する

道の駅の駐車場はあくまで駐車スペースであり、キャンプ場ではありません。そのため、駐車場でのテント設営、テーブルや椅子の展開、バーベキューなどの調理、洗濯はマナー違反とされています。ポップアップルーフの展開も、「車中泊をしているとアピールしているようなもの」とみなされ、場所を選ぶ行動とされています。車内での簡易な調理は許容される場合もありますが、匂いや結露に注意し、ゴミは持ち帰るべきです。自治体によっては、駐車場での裸火の使用が条例で禁止されている場合もあります。

長期滞在は避ける

道の駅は休憩施設であり、宿泊や車上生活を目的とした場所ではありません。24時間を超えるような連続した長期滞在は、公共施設の不法占拠とみなされる可能性があります。あくまで一時的な休憩や仮眠にとどめ、次の利用者のために駐車スペースを空けましょう。

共用設備は清潔に利用する

トイレや水場などの共用部分はきれいに利用することが大切です。キャンピングカーのカセットトイレや汚水タンクの処理を、道の駅やサービスエリア(SA・PA)などの公衆トイレで行うことはマナー違反とされています。専用のダンプステーションがあるオートキャンプ場や自宅での処理が推奨されます。洗面所で食器などを洗ったり、洗濯したりすることも避けましょう。

安全性と防犯に配慮する

車中泊の場所を選ぶ際は、街灯があり、人通りの多い場所を選ぶことが推奨されます。女性一人での車中泊では、車のドアをロックし、車内用のカーテンなどでプライバシーを確保することが重要です。

道の駅の施設に貢献する

道の駅の施設(飲食店、売店、温泉など)を利用し、地域にお金を落とすことで、道の駅の運営に貢献することが推奨されます。

道の駅以外で車中泊ができるスポット

道の駅は国土交通省によって、ドライバーが休憩し交通事故を防止するための施設と位置づけられています。そのため、道の駅での利用は「仮眠は許可されるが、宿泊を目的とした利用は推奨されない」という基本原則が存在します。このような道の駅の本来の目的や一部利用者のマナー違反により、車中泊が制限される場所も増えているため、車中泊を目的とする旅には、道の駅以外にもいくつかの適切な選択肢が存在します。

車中泊を許可された専門施設

RVパークは、一般社団法人日本RV協会が快適に安心して車中泊ができる場所として認定した施設です。RVパークとして認められるためには、一定の条件を満たす必要があります。RVパークはキャンプ場よりも比較的安価に利用できる場合があり、電源や給排水設備が整っていることが多いのが特徴です。一部の道の駅に併設されているRVパークも多く、そうした場所では道の駅の施設も利用できる場合があります。利用には事前予約が必要な場合が多いため、確認が重要です。

オートキャンプ場は、車中泊が正式に許可されている場所であり、多くのキャンピングカー利用者が活用しています。電源サイトや給排水設備が利用できる場所もあり、キャンピングカーのトイレや汚水タンクの処理に対応したダンプステーションが併設されているところもあります。有料であり、ハイシーズンには予約が必須となる場合がほとんどです。

高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)

高速道路のSA・PAも、道の駅と同様にドライバーの休憩施設として24時間利用が可能です。防犯面やトイレの清潔度において優れており、比較的安全性が高いとされています。静かな場所を選びたい場合は、交通量の少ないパーキングエリア(PA)の方が良いとされることがあります。ただし、SA・PAでは大型トラックのアイドリングによる騒音が発生する場合があります。これは、荷物の保冷・冷凍のためや、運転手の休憩義務に伴う業務上の理由があるためであり、アイドリングを止めることが難しい事情を理解することが重要です。

その他の駐車場

トイレが併設されている公園の駐車場も、車中泊の候補地となることがあります。しかし、公園はあくまで公園利用者のための場所であるという認識も必要です。女性が一人で利用する場合は、防犯上の注意が必要とされています。

商業施設の駐車場、例えばドンキホーテやイオンなどの大型商業施設の駐車場は、日中であれば駐車が可能です。ただし、長時間の駐車は問題になる可能性があるため注意が必要です。

女性の一人旅など、夜間の安全性を確保するためには、街灯があり人通りの多い場所を選ぶことが推奨されます。夜間にはクローズされる有料駐車場もあり、不審者の侵入の心配が少なく、比較的安心して眠れるという利点があります。また、一部の温泉施設の駐車場では、許可を得てその駐車場で車中泊ができる場合があります。

キャンピングカーで泊まれる道の駅リスト;まとめ

記事のポイントをまとめます。

  • 道の駅は休憩施設であり宿泊は推奨されないが仮眠は可能である
  • 仮眠と宿泊は利用目的で区別される
  • 一晩の利用は仮眠の範囲内と見なされることが多い
  • 24時間を超える長期滞在は不法占拠となる可能性がある
  • RVパーク併設の道の駅は快適な車中泊に適している
  • RVパークには、余裕あるスペースや電源、入浴施設などの条件がある
  • 「車中泊禁止」の表示が減ってもマナー厳守は必要である
  • ゴミは持ち帰り、道の駅のゴミ箱は利用しない
  • エンジンは停止し、騒音を出さない
  • 車外での活動(テント設営、バーベキューなど)は避ける
  • 長期滞在は避け、一時的な利用を心がける
  • 共用設備は清潔に利用し、汚水処理は専用施設で行う
  • 安全性と防犯のため、明るく人通りの多い場所を選ぶ
  • 道の駅の施設を積極的に利用し地域に貢献する
  • 道の駅以外にもRVパークやオートキャンプ場などで車中泊が可能

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