
バンショップミカミが誇る軽キャンパー「テントむし」シリーズと、普通車サイズの「Dテントむし」シリーズは、その魅力的なデザインと機能性で多くの注目を集めています。
この記事では、テントむしキャンピングカーの車両本体価格から、維持費、豊富な標準装備、さらに旅のスタイルに合わせて選べる多彩なオプションまで、購入を検討する上で知っておきたいテントむしキャンピングカーの価格に関する情報を網羅的に解説します。あなたの理想のキャンピングカー選びの参考にしてください。
ポイント
- 「テントむし」と「Dテントむし」の価格帯がわかる
- 各モデルの標準装備とオプションが理解できる
- テントむしシリーズの多様なシートレイアウトについて把握できる
- 軽キャンパーと普通車キャンピングカーの維持費の違いがわかる
軽キャンパーテントむしキャンピングカーの価格と特徴

- バンショップミカミ「テントむし」シリーズ
- 軽キャンパー「テントむし」の特徴と基本スペック
- 「テントむし」の車両本体価格
- 「テントむし」の多彩なシートレイアウト
- 「テントむし」の標準装備と基本機能
- 「テントむし」のオプション
バンショップミカミ「テントむし」シリーズ

軽と普通車のキャンピングカー
バンショップミカミは、軽キャンパー「テントむし」シリーズと、普通車サイズの「Dテントむし」シリーズという、特徴の異なる2つのキャンピングカーを展開しています。これらのモデルは、どちらも普段使いのしやすさとキャンピングカーとしての機能を両立させている点が共通の魅力です。
軽キャンパー「テントむし」シリーズの魅力
「テントむし」は、そのキャッチーなルックスと、軽自動車というサイズからは想像できない高い機能性で、ベストセラーの軽キャンパーとして広く認知されています。ボディシェルにはアルミ複合断熱パネルが用いられており、これにより高い運動性能を実現し、自由気ままな旅をサポートします。また、そのコンパクトさから、普段の買い物や通勤といった日常使いはもちろんのこと、釣り、ハイキング、登山、温泉巡り、スキー、カメラなどの趣味、さらには本格的なキャンプまで、幅広い用途に対応できるオールマイティで経済的な車です。軽自動車であるため、車検代や燃費、自動車税、高速料金、カーフェリー料金など、維持費の安さも大きな魅力となっています。
普通車キャンピングカー「Dテントむし」シリーズの魅力
一方、「Dテントむし」は、トヨタ タウンエース トラックまたはダイハツ グランマックス トラックをベースとした普通車サイズのキャンピングカーです。1BOXカーのような感覚で普段使いも可能な「ちょうど良い大きさ」が特徴で、ファミリーでの旅行やキャンプ、趣味で多くの荷物を積みたい方にも適しています。バンショップミカミが独自開発したアルミパネル工法により軽量化が図られており、これにより走行性能と燃費の向上に貢献しています。このモデルも「テントむし」と同様に、通勤や買い物といった日常的な利用から、車中泊を伴う遠出、そして本格的なキャンプまで、様々な場面で活躍できる経済的で多用途な一台です。
軽キャンパー「テントむし」の特徴と基本スペック

バンショップミカミが手掛ける「テントむし」は、その愛らしいポップアップルーフとワンポイントの丸窓が特徴的な、軽キャンパーの代名詞ともいえる存在です。キャッチーなルックスと、軽自動車というサイズからは想像できない高い機能性で、多くのキャンピングカー愛好家から好評を得ているベストセラーモデルです。
「テントむし」のボディシェルにはアルミ複合断熱パネルが採用されており、これにより高い運動性能を確保し、自由で気ままな旅をサポートします。そのコンパクトなボディサイズながら、室内は見た目以上に広々としており、非常に使いやすい空間が提供されています。
「テントむし」の多様な用途
この車両は、そのオールマイティな特性から、日常の様々なシーンで活躍します。毎日の仕事や買い物といった日常的な移動手段としても気軽に利用できるほか、釣り、ハイキング、登山、温泉巡り、スキー、カメラなどの趣味活動にも最適で、目的地での車中泊にも対応します。さらに、長期の旅行や本格的なキャンプにも対応できる機能を備えています。
また、軽自動車をベースとしているため、維持費の安さも大きな魅力です。車検代、燃費、自動車税に加え、高速料金やカーフェリー料金なども経済的に抑えることが可能です。
「テントむし」の基本スペック(F1タイプ)
| 項目 | 詳細 |
| ベース車両 | ダイハツ ハイゼットトラックエクストラ |
| 車両サイズ | 全長:3990mm (軽キャンパーとしての一般的な全長は3,390mm)、全幅:1470mm、全高:1980mm、ポップアップ時高さ:約2800mm |
| 室内サイズ | 室内長:1850mm、室内幅:1370mm、室内高:1290mm、ポップアップ時室内高:最後部約2150mm、エントランスドア前約1750mm |
| エンジン | 種類:直列3気筒DOHCガソリン、総排気量:658cc、最高出力:39kW(53ps)、最大トルク:64Nm(6.5kgm)、燃料タンク容量:34L |
| 駆動方式・ミッション | 2WD/4WD、CVT/5MTから選択可能 |
| 乗車定員 | 3名(F1タイプの場合、一般的な「テントむし」は4名) |
| 就寝定員 | 3名(F1タイプの場合、2段ベッド使用で最大4名就寝可能) |
| ベッドサイズ | メインベッド:1840mm×1100mm、2段ベッド:1830mm×1100mm |
| 水タンク容量 | 給水10L、排水10L |
| 登録ナンバー | 基本的に8ナンバー登録(内装設備を持たない2シータータイプは4ナンバー登録) |
「テントむし」の車両本体価格
バンショップミカミの軽キャンパー「テントむし」の車両本体価格は、2025年1月31日現在の希望小売価格として設定されています。これらの価格は、ベースとなるダイハツ ハイゼットトラックの仕様(グレード、駆動方式、ミッションタイプ)や、「テントむし」の内装タイプ(Sタイプ、Fタイプ、F1タイプ、2シータータイプ)によって異なります。表示されている価格は、有限会社バンショップミカミの店頭希望小売価格であり、価格や装備は、やむを得ない事情や品質向上のために予告なく変更される場合があります。
Sタイプ・Fタイプ・F1タイプの価格
これらのタイプは、主にセカンドシートのレイアウトに違いがあり、乗車定員はSタイプとFタイプが4名、F1タイプが3名となります。いずれも8ナンバー登録です。
2WDモデル
| タイプ・ミッション | 価格 |
| スタンダード(5MT/CVT) | 4,103,000円 |
| エクストラ スマアシ(5MT) | 4,257,000円 |
| エクストラ スマアシ(CVT) | 4,312,000円 |
4WDモデル
| タイプ・ミッション | 価格 |
| スタンダード(5MT) | 4,103,000円 |
| スタンダード(CVT) | 4,158,000円 |
| エクストラ スマアシ(5MT) | 4,257,000円 |
| エクストラ スマアシ(CVT) | 4,312,000円 |
2シータータイプの価格
このタイプは、後部に内装設備を持たない2名乗車仕様であり、リアスペースを貨物用や広いベッドスペースとして活用することが可能です。軽キャンパーでありながら、貨物(4ナンバー)登録となる点が特徴です。
2WDモデル
| ミッション | 価格 |
| 5MT | 3,520,000円 |
| CVT | 3,575,000円 |
4WDモデル
| ミッション | 価格 |
| 5MT | 3,674,000円 |
| CVT | 3,729,000円 |
これらの価格は車両本体のみの希望小売価格であり、購入時には別途、重量税、自動車税(登録月により算出)、環境性能割、自賠責保険料、リサイクル料金などがかかる場合があります。
「テントむし」の多彩なシートレイアウト
バンショップミカミの軽キャンパー「テントむし」シリーズは、利用者の多様なニーズに応えるため、複数のシートレイアウトを提供しています。これにより、旅のスタイルや乗車人数に合わせて最適な一台を選ぶことが可能です。
Sタイプ:使い勝手の良い横向き座席
Sタイプは、使い勝手の良さが特徴の横向き座席レイアウトを採用しています。セカンドシートは常時横向きの座席となっており、シート下は収納スペースとして活用できます。このタイプは主に1〜2名での利用におすすめです。室内では、横向きソファをL字型にアレンジすることも可能で、様々なリラックス空間を演出できます。走行時のシートベルトは2点式が2席に装備されます。登録ナンバーは8ナンバーです。
Fタイプ:前向き・後ろ向きに対応するFASPシート
Fタイプは、イタリア製のFASPシートを採用しており、セカンドシートの向きを前向きにも後ろ向きにも変更できる柔軟性が魅力です。これにより、停車時には対面式のダイネットレイアウトを組むことが可能となり、車内での団らんや食事に適しています。このタイプは3〜4名での乗車に適しており、セカンドシートには3点式シートベルトと2点式シートベルトが装備されています。登録ナンバーは8ナンバーです。ベッド展開時にはSタイプと同様の広々としたベッドスペースが確保されます。
F1タイプ:SとFの利点を兼ね備えた新レイアウト
2024年に発表されたF1タイプは、SタイプとFタイプの「いいとこどり」をした新しいレイアウトです。セカンドシートには1人用のFASPシートが採用されており、移動中は前向き乗車が可能であると同時に、Sタイプのようにシート下を収納として活用できる高い収納力を持ち合わせています。このタイプは3名乗車定員ですが、就寝定員はフロアベッドで2名、ポップアップルーフのルーフベッドで2名の合計最大4名就寝が可能となっており、小さなお子様がいる場合にも対応できます。単座シートを後ろ向きにして補助マットと組み合わせることで対面式ダイネットになり、さらに補助マットを敷き詰めて掘りごたつ風にするなど、多彩なシートレイアウトが楽しめます。車中泊だけでなく、テレワークなどのビジネスシーンにも対応する柔軟性も持ち合わせています。登録ナンバーは8ナンバーです。
2シータータイプ:荷室重視の貨物仕様
2シータータイプは、後部に内装設備を持たない2名乗車専用のモデルです。このタイプは、広大なリアスペースを貨物用途に活用したり、より広いベッドスペースとして利用したりすることを想定しています。軽キャンパーでありながら、軽貨物車として4ナンバー登録となる点が特徴です。
「テントむし」の標準装備と基本機能
バンショップミカミの軽キャンパー「テントむし」は、快適なキャンピングカーライフを送るための多様な基本機能を標準装備しています。
外装と居住空間の機能
特徴的な外観の一部でもあるポップアップルーフは標準装備されており、ナイロンテント生地と大型網窓が備わっていて、車内の開放感と通気性を高めます。居住空間には、明るいメインLED照明が1か所、そして落ち着いた雰囲気の壁灯が1か所設置されています。就寝時には、ポップアップルーフを活用した二段ベッドが展開可能で、大人4名(小さなお子様がいる場合、合計5〜6名)の就寝に対応します。また、後部には脱着式のアルミフレーム製簡易ベッドも備えられています。食事や作業に便利な脱着式テーブルも用意されており、カップホルダー付きで、ベッド展開時には取り外すことができます。座席としては、運転席と助手席にはハイゼットジャンボエクストラ純正のリクライニングシートが採用されています。さらに、フロントキャビンと後部の居室は背抜き加工により一体となっており、広々とした空間を演出しています。
キッチンエリアの機能
キッチンエリアには必要不可欠な設備が凝縮されています。標準装備のギャレーにはミニシンクと、それぞれ10リットルの給排水タンク、そして電動ポンプが組み込まれています。冷蔵庫は18リットル容量で、冷却可能温度は+10℃から-18℃まで対応し、上部にはテーブルとしても利用できるスペースが設けられています。一部の仕様では、カセットコンロも標準装備として含まれます。
電装系の機能
電装系も充実しており、安定した電源供給をサポートします。サブバッテリー(F1タイプでは100Ah)と、走行中に充電を行う昇圧タイプの走行充電システムが搭載されています。家電製品の使用を可能にする1500Wのインバーターも標準で備え付けられており、メインバッテリーとサブバッテリーの状態を最適に保つためのオートチャージャーとプロテクターも組み込まれています。外部からの電源取り込みに便利な外部AC100V入力コンセントも装備され、車内ではインバーターと外部入力電源を自動で切り替えるDC二口コンセントとAC100V二口コンセントが利用可能です。これらの電装品の操作は、使いやすい6連スイッチパネルで一元的に行えます。
「テントむし」のオプション
バンショップミカミの軽キャンパー「テントむし」は、基本的な快適機能を標準装備しているだけでなく、多様なオプションを追加することで、電源能力や居住空間の快適性をさらに高め、個々の利用スタイルに合わせたカスタマイズが可能です。特に、長期間の滞在や電化製品の積極的な利用を考慮した電源強化システム、そして四季を通じて快適に過ごすための室内装備が充実しています。
電源強化オプション
「テントむし」にはサブバッテリー、昇圧タイプの走行充電システム、1500Wのインバーター、外部AC100V入力コンセントなどが標準装備されていますが、これらをさらに強化するオプションが提供されています。
Eパッケージ(リチウムイオンバッテリー電源強化システム)
このパッケージは、リチウムイオンバッテリーを使用したハイスペックなサブバッテリーシステムです。ポップアップルーフの全面に薄型100Wソーラーパネルを4枚(合計400W)搭載し、100Ahのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを2台装備します。このバッテリーは、標準のサブバッテリーの約半分の重量で、寿命は鉛バッテリーの約2倍、充放電サイクルは4000回以上とされています。走行充電、外部AC充電、ソーラー充電の3つの方法で最適な充電を自動で行い、メインバッテリーとサブバッテリーの状態を良好に保ちます。また、高品質な正弦波1000Wのインバーター(サージ電力2000W)がセットされ、バッテリーの状態や残量、使用時間などを表示するモニターパネルも備わります。寒さに強いヒート機能も搭載されています。
PBパッケージ(パワーディープサイクルバッテリー電源強化システム)
キャンピングカー向けに開発された、ハイスペックなディープサイクルバッテリーをサブバッテリーとして採用するシステムです。クーラーなど消費電力が大きい電気製品の長時間使用を想定し、大電流放電に特化しており、長寿命で安定性のある高性能鉛ディープサイクルバッテリーです。このパッケージには、100Aバッテリーが2個、200Wソーラーパネルが1枚、正弦波1500Wインバーター、走行充電器、モニターパネルが含まれます。
その他の電源関連オプション
Eパッケージのソーラーパネルを200W1枚に変更するオプションや、リチウムイオンバッテリーを200A×2台に変更するオプション、さらに正弦波インバーターを2000Wに強化することも可能です。標準サブバッテリー向けには、フレキシブル200Wソーラーパネルシステムや、メインバッテリーとサブバッテリーの電圧を表示するデュアルボルトメーターも追加できます。
快適性向上のための装備
旅の快適性を高めるための多彩な装備が用意されています。
空調・室内環境
夏場の快適性を向上させるDC12Vクーラーは、室外機を床下に、室内機を右壁後部に設置するオプションとして用意されています。冬場の車内を暖かく保つにはFFヒーターがオプションで設定されており、温度や風量、タイマー、高地対応機能を持つマルチコントローラーも選択できます。窓は標準で網戸付きですが、オプションのアクリル2重窓にすることで、シェードと網戸が付属し、断熱性やプライバシー保護が向上します。プライバシー保護のために、フロント3面用のマルチシェードやリアゲート用カーテン(遮光)も用意されています。
ギャレー・居住空間
標準装備のギャレーに加えて、丸型シンクや床下排水タンクを備えたギャレーパックが提供されています。標準シンク用にはシンク蓋や、蛇口をシャワー口に変更するオプションもあります。車内の照明はメインLED照明と壁灯が標準ですが、フットランプや壁掛け扇風機を追加することも可能です。就寝スペースでは、後部ベッドの高さ変更や脱着棚の追加、ベッドマットの生地をレザー生地に変更するオプションなどがあります。運転席と助手席のシートは、純正リクライニングシートへの交換も可能です。
外装・積載機能
車外で過ごす時間を豊かにするサイドオーニングを装着すれば、日よけや雨よけのスペースを確保できます。趣味の荷物や自転車を積載するために、テントむし専用ヒッチメンバー、サイクルキャリア、サイクルキャリア用カーゴBOX、ヒッチキャリア、ヒッチステップなども用意されています。車両後部の扉は、後部大型鍵付扉(上部・下部)や後部超大型鍵付扉に変更するオプションがあり、大型荷物の出し入れを容易にします。
安全・快適走行オプション
運転をサポートするオプションとして、バックミラー型ドラレコ(リアカメラ付)、フルセグメモリーナビ、バックカメラ、ETCなどが選択可能です。車両の足回りについては、オン・オフロードタイヤやアルミホイール(14インチなど)への変更が可能で、目的に応じた選択ができます。また、車両の外観をカスタマイズするため、ポップアップルーフやキャビン、エントランスドア下、ホイールセンターなどのカラーペイントオプションも用意されています。
これらの豊富なオプションの組み合わせによって、「テントむし」は、ユーザーの特定のニーズやライフスタイルに合わせた、よりパーソナルで快適なキャンピングカーへと進化させることが可能です。
普通車キャンピングカーDテントむしの価格とオプション

- 普通車キャンピングカー「Dテントむし」の概要
- 「Dテントむし」の車両本体価格
- 「Dテントむし」の標準装備
- 「Dテントむし」の主要オプション
- 「Dテントむし」の多様なシートタイプオプション
- 「テントむし」と「Dテントむし」の比較
- 購入費用と維持費
普通車キャンピングカー「Dテントむし」の概要
バンショップミカミが手掛ける普通車キャンピングカー「Dテントむし」は、1BOXカー感覚で日常使いも可能な、乗りやすい適切なサイズ感が特徴のモデルです。ファミリーでの旅行やキャンプ、趣味で多くの荷物を積む方にも適しており、通勤や買い物から本格的なキャンプ、車中泊まで、様々な場面で活躍できるオールマイティかつ経済的な車として設計されています。釣り、ハイキング、登山、温泉巡り、スキー、カメラなどの用途にも対応可能です。
Dテントむしの構造と諸元
「Dテントむし」は、バンショップミカミ独自開発のアルミパネル工法を採用しており、これにより軽量化が実現されています。この軽量化は、車両の走行性能や燃費向上にも寄与しています。
車両の主な寸法と定員
| 項目 | 詳細 |
| 全長 | 4,550mm |
| 全幅 | 1,800mm |
| 全高 | 2,110mm |
| ポップアップ時高さ | 2,580mm |
| 室内長(シェル部分) | 2,065mm |
| 室内幅(シェル部分) | 1,680mm |
| 室内高(シェル部分) | 1,320mm |
| ポップアップ時室内高 | 1,800mm |
| 乗車定員 | 6名 |
| 就寝定員 | 大人4名(2段ベッド使用時)。小さなお子様がいる場合は5〜6名まで就寝可能。 |
| 登録ナンバー | 普通車8ナンバー |
ベース車両とシートタイプ
「Dテントむし」のベース車両には、トヨタのタウンエース トラックまたはダイハツのグランマックス トラックが採用されています。これらのベース車両は、2WDまたは4WDの駆動方式と、4ATまたは5MTのミッションを選択可能です。
エンジンの主な仕様
| 項目 | 詳細 |
| 排気量 | 1,495cc |
| 最大出力 | 71KW(97ps)/ 6000rpm |
| 最大トルク | 134Nm(13.7kgm)/ 4400rpm |
| 燃料 | ガソリン |
| タンク容量 | 43L |
車内のシートレイアウト
車内のシートレイアウトは、利用者のニーズに合わせて複数タイプが用意されています。
- 標準座席: セカンドシートとサードシートの両方が横向きの座席となります。走行時もこの横向きの状態で使用されます。
- オプション座席(セカンド前向き・サード横向き): セカンドシートは前向きに、サードシートは横向きに配置されます。走行時にはセカンドシートが前向きになります。
- 前向き座席(セカンド・サード共にFASPシート): オプションとして、セカンドシートとサードシートの両方にFASPシートを選択することで、走行時も両シートが前向きに配置されます。FASPシートはオプションで変更可能です。
「Dテントむし」の車両本体価格
バンショップミカミの普通車キャンピングカー「Dテントむし」は、ベース車両や駆動方式、ミッションによって異なる車両本体価格が設定されています。これらの価格は2024年2月1日現在の希望小売価格であり、品質向上やその他のやむを得ない事情により、価格や装備が予告なく変更される場合があることが明記されています。
ベース車両と価格帯
「Dテントむし」のベース車両には、トヨタ タウンエース トラックまたはダイハツ グランマックス トラックが採用されており、両者で同価格が設定されています。
Dテントむし 車両本体価格(税込)
2WDモデル
| グレード・ミッション | 価格 |
| GL 4AT | 4,750,000円 |
| GL 5MT | 4,884,000円 |
| Xエディション 4AT | 4,972,000円 |
| Xエディション 5MT | 5,137,000円 |
4WDモデル
| グレード・ミッション | 価格 |
| GL 4AT | 5,225,000円 |
| GL 5MT | 5,137,000円 |
| Xエディション 4AT | 5,137,000円 |
| Xエディション 5MT | 5,225,000円 |
これらの価格は車両本体のみであり、環境性能割、重量税、自動車税、リサイクル料金、自賠責保険料といった各種税金や保険料は別途必要となります。これらは変動する可能性があり、自動車税は登録月によって算出されるとされています。
「Dテントむし」の標準装備
バンショップミカミの普通車キャンピングカー「Dテントむし」は、日常使いから本格的なキャンプまで対応できるよう、様々な装備が標準で搭載されています。また、利用者のニーズに合わせて多様なオプションも用意されており、車両をさらに快適で機能的なものにカスタマイズすることが可能です。
居住空間と設備
シェル部分には、上部に大きく開くポップアップルーフが備わっており、網窓付きのテトロンテント生地が使用されています。これにより、開放感と通気性が確保されます。就寝スペースとして、大人4名(小さなお子様がいる場合は5~6名)が利用可能な2段ベッド(1300mm×1820mm×H620mm)が標準で備え付けられています。また、給排水タンク(各10L)を備えたシンク付きの流し台には電動ポンプが付属し、18L冷蔵庫(冷却可能温度+10℃~-18℃、上部テーブル付)、そしてカセットコンロ(電子レンジオプション選択時は無し)が設置されています。
室内には、ウレタン入りの内張りが施され、床はクッションフロア貼りです。標準の座席は横向きのシート兼ベッドとなります。両サイドと後部には網戸付きのウィンドウが設けられており、特に後部ウィンドウはプッシュアウト式のアクリル二重窓で、シェードと網戸が付属しています。車内照明としてLEDライトが3ヶ所に配置され、丸窓付きのエントランスドアにも網戸がついています。
電装系とその他機能
電装系では、105Aのディープサイクルサブバッテリーと、バッテリー保護回路付きの昇圧タイプの走行充電システムが標準で装備されています。これにより、走行中にサブバッテリーへの充電が可能です。また、車外からの電源供給を受けるための外部AC入力口や、メインバッテリーとサブバッテリーを自動で充電管理するオートチャージャー、そしてDC二口コンセントとAC100V二口コンセント(インバーターと外部入力の自動切替機能付き)も備わっています。消費電力の大きな家電も使用できるよう、矩形波1500Wインバーターが搭載されています。室内操作パネルとして6連スイッチパネルが装備されています。運転席後部には背抜き加工が施されており、フロントキャビンとリア居室の一体感が図られています。
ベース車両の基本装備(GL/Xエディション)
ベース車両であるトヨタ タウンエース トラックまたはダイハツ グランマックス トラックのGLおよびXエディションには、以下の装備が標準で含まれます。
快適機能
- マニュアルエアコン
- デジタル時計
- オーディオレス+2スピーカー
- 電気式ドアロック(ドア連動)
- パワーウィンドウ(運転席・助手席)
- ワイヤレスドアロックリモートコントロール(キー別体型)
安全・走行支援
- LEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機構付)+LEDクリアランスランプ
- コンライト(ライト自動点灯・消灯システム)
- サイドアンダーミラー
- SRSエアバッグ(運転席・助手席)
- プリテンショナー&フォースリミッター機構付シートベルト(運転席・助手席)
- アイドリングストップ機能
- 衝突回避支援システム(スマートアシスト)
- ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)
その他
- 電動リモコン付きドアミラー
- パワーステアリング
- 4本スポークステアリングホイール
- シフトポジションインジケーター(4AT車)
- カラードバンパー
- 寒冷地仕様(4WD車のみ標準装備)
「Dテントむし」の主要オプション
「Dテントむし」には、より快適で用途に合わせたキャンピングカーにするための多彩なオプションが用意されています。
電源強化・電装系オプション
特に注目されるのはEパッケージ(リチウムイオンバッテリー電源強化システム)で、リチウムイオンバッテリー100Aを2台、ソーラーパネル200Wを2枚、高品質な正弦波1000Wインバーター、充電器、およびバッテリー状態を表示するモニターなどがセットになっており、標準システムからの変更が可能です。また、PBパッケージ(パワーディープサイクルバッテリー電源強化システム)は、キャンピングカー専用に開発された高性能な鉛ディープサイクルバッテリー2個、200Wソーラーパネル1枚、正弦波1500Wインバーター、走行充電器、モニターパネルが含まれ、消費電力が大きい電気製品の長時間使用に適しています。その他、ソーラーパネルの追加やワット数変更、サブバッテリーの増設やヒート機能付きバッテリーへの変更、正弦波インバーターのワット数変更(1500Wまたは2000W)などが可能です。
快適性・居住性向上オプション
車内を快適にするオプションとして、DCクーラー(室外機床下取付)や、冬場の利用に重宝するFFヒーター、電子レンジ(冷蔵庫上ラック込)、壁掛け扇風機などが選択可能です。ベッドマットの生地をレザー生地に変更することもでき、清掃性や質感を向上させます。横向き座席を前向きまたは前向き後ろ向き座席にできるFASPシートへの変更も可能です。その他、後部ベッドの高さ変更や後部脱着棚といった収納や使い勝手を高めるオプションも用意されています。
外装・ユーティリティオプション
車両外部の機能拡張として、牽引用のDテントむし専用ヒッチメンバーや、日よけや雨よけに便利なサイドオーニング(2.6m)が人気です。自転車などを積載できるサイクルキャリアや、大型の荷物も出し入れしやすい後部大型・超大型鍵付扉、リアサイド鍵付扉なども選べます。足回りのカスタマイズとして、様々なデザインのアルミホイール(14インチなど)や、オンロード・オフロードタイヤの選択が可能です。
運転支援・エンターテイメントオプション
ドライブをサポートするオプションには、バックミラー型ドラレコ(リアカメラ付)、フルセグメモリーナビ、バックカメラ、ETCなどが選択可能です。車内でのエンターテイメントとして、TV取付パック(19インチTV、地デジチューナー、取付アームなど)や、オーディオCDデッキ、リアスピーカーの追加も可能です。
「Dテントむし」の多様なシートタイプオプション
バンショップミカミの普通車キャンピングカー「Dテントむし」は、ユーザーの様々な利用シーンに対応できるよう、標準装備のシートタイプに加えて、乗車中の快適性を高めるオプションシートを提供しています。
標準装備のシートタイプ
「Dテントむし」の標準座席は、セカンドシートとサードシートが共に横向きに配置されたシート兼ベッドです。走行中もこれらの座席は横向きとなります。このレイアウトは、車中泊時には広々としたベッドスペースとして機能します。
主要オプション:FASPシート
「Dテントむし」では、より前向き乗車を重視するユーザーのために、FASPシートへの変更がオプションで可能です。このオプションにより、以下の2種類の座席配置を選択できます。
- セカンドシートが前向き、サードシートが横向きの配置: このタイプでは、セカンドシートが走行中に前向きとなるため、乗車時の前方視界や快適性が向上します。サードシートは引き続き横向き座席として利用されます。
- セカンドシートとサードシートが共に前向きの配置: 最も乗用車に近い感覚で利用できる配置であり、すべての後部座席が走行中に前向きとなります。これにより、長距離移動時の乗員の快適性が大幅に向上します。
FASPシート変更の費用
FASPシートへの変更には、以下の費用(税込)が設定されています(2024年2月1日現在)。
- セカンドシートのみをFASPシートに交換する場合: 275,000円
- セカンドシートとサードシートの両方をFASPシートに交換する場合: 374,000円
これらの多様なシートオプションにより、「Dテントむし」は日常の移動から本格的なアウトドアまで、幅広いニーズに対応する柔軟性を提供しています。
「テントむし」と「Dテントむし」の比較
バンショップミカミの「テントむし」と「Dテントむし」は、どちらもポップアップルーフを持つ特徴的なキャンピングカーですが、ベース車両のサイズが大きく異なり、それぞれ異なる用途やライフスタイルに適した設計がされています。
基本コンセプトと用途
- テントむし: 軽自動車であるダイハツ・ハイゼットトラックをベースにしており、そのコンパクトなボディサイズが特徴です。「どこでも一緒に行きたくなる!」をコンセプトに掲げ、普段使いから通勤、買い物、趣味の釣りやハイキング、温泉巡り、スキー、カメラ撮影など、「どんな場面でも使えるオールマイティで経済的な車」として設計されています。軽自動車ならではの維持費の安さも大きな魅力です。
- Dテントむし: トヨタ・タウンエーストラックまたはダイハツ・グランマックストラックをベースとした普通車サイズのキャンピングカーです。「1BOXカー感覚で、普段使いも可能」な乗りやすさが強調されており、ファミリーでの旅行やキャンプ、趣味で荷物が多い方にも適しているとされています。バンショップミカミ独自開発のアルミパネル工法による軽量化が施されており、これにより走行性能や燃費の向上も図られています。
車両サイズとベース車両
両モデルの基盤となる車両のサイズは、その使い勝手に直結します。
| 項目 | テントむし | Dテントむし |
| 全長 | 3,390mm | 4,550mm |
| 全幅 | 1,470mm | 1,800mm |
| 全高 | 1,980mm(ポップアップ時2,800mm) | 2,110mm(ポップアップ時2,580mm) |
| 室内長(シェル部分) | 1,850mm | 2,065mm |
| 室内幅(シェル部分) | 1,370mm | 1,680mm |
| 室内高(シェル部分) | 1,290mm(ポップアップ時最大約2,150mm) | 1,320mm(ポップアップ時1,800mm) |
| エンジン | 658cc ガソリン車 | 1,495cc ガソリン車 |
| 燃料タンク容量 | 38L | 43L |
乗車・就寝定員
乗車人数と就寝人数にも違いがあります。
- テントむし: 乗車定員は基本的に4名ですが、「F1タイプ」は3名定員、「2シータータイプ」は2名定員となります。就寝定員は大人4名です。
- Dテントむし: 乗車定員は6名と多く、就寝定員は大人4名(小さなお子様がいる場合は5〜6名)です。
シートアレンジの多様性
どちらのモデルも、使用シーンに応じたシートアレンジが可能です。
テントむし
- Sタイプ(標準座席): セカンドシートが横向きのソファ兼収納スペースとなり、走行時も横向きです。1~2人での使用に適しています。
- Fタイプ(オプション座席): イタリア製FASPシートを採用し、セカンドシートを前向きまたは後ろ向きに配置できます。3~4人での乗車に適しています。
- F1タイプ(新レイアウト): セカンドシートに1人用のFASPシートを設け、前向き3人乗車を可能にした上で、Sタイプのような収納力も兼ね備えた中間タイプです。単座シートを後ろ向きにして補助マットを使えば対面テーブルレイアウトや掘りごたつ風のレイアウトも可能です。
- 2シータータイプ: 後部に内装設備がなく、リアスペースを貨物や広いベッドとして利用できる2名乗車タイプです。
Dテントむし
- 標準座席: セカンドシートとサードシートが共に横向きに配置され、ベッドとしても機能します。
- FASPシート(オプション): オプションでセカンドシートのみ、またはセカンド・サードシート共に前向き座席のFASPシートに変更することが可能です。セカンドシートのみ変更の場合は275,000円(税込)、セカンド・サードシート共に変更の場合は374,000円(税込)です(2024年2月1日現在)。
主要な標準装備
どちらのモデルも充実したキャンピング装備を標準で備えています。
- 共通の標準装備: 両モデルともに、大きく開くポップアップルーフ、10Lの給排水タンク付きシンク(電動ポンプ付)、18L冷蔵庫(冷却可能温度+10℃~-18℃、上部テーブル付)、そして走行充電システムを備えたサブバッテリー、インバーター、外部AC入力口、オートチャージャー、複数のLED照明、および6連スイッチパネルが標準装備されています。
- Dテントむしにのみ標準: カセットコンロ(電子レンジオプション選択時は無し)、矩形波1500Wインバーター、ウレタン入りの内張りやクッションフロア、後部プッシュアウト式アクリル二重窓。
電源強化とその他のオプション
両モデルともに、さらなる快適性や機能性を追求するための多彩なオプションが用意されています。
電源強化システム
- Eパッケージ(リチウムイオンバッテリー電源強化システム): 高効率なリチウムイオンバッテリーを搭載し、ソーラーパネルなどを含む電源強化システムです。「Dテントむし」では594,000円(税込)、「テントむし」でも同様に594,000円(税込)で提供されています。これにより、標準の鉛サブバッテリーよりも長寿命で、充放電サイクルが約2倍(4000回以上)となるため、長期的な視点で見ると経済的なメリットがある可能性があります。
- PBパッケージ(パワーディープサイクルバッテリー電源強化システム): 高性能な鉛ディープサイクルバッテリーを使用し、ソーラーパネルやインバーターなどを含む電源強化システムです。「Dテントむし」では複数のPBパッケージがあり、「ハイスペックバッテリーツインパッケージⅡ」が231,000円(税込)、「ハイスペックバッテリーツインパッケージⅢ」が160,600円(税込)、「ハイスペックバッテリーツインパッケージⅠ」が121,000円(税込)です。「テントむし」では330,000円(税込)で提供されています。消費電力が大きい電気製品の長時間使用に適しており、安定した電源供給を実現します。
快適装備オプション
DCクーラーやFFヒーター、電子レンジなどが両モデルで選択可能です。「テントむし」では壁掛け扇風機、「Dテントむし」ではベットマット生地のレザー化なども選択できます。
外装・ユーティリティオプション
両モデルでサイドオーニング、サイクルキャリア、ヒッチメンバー、後部大型/超大型鍵付扉などが提供されており、リアウインドウのアクリル二重窓への変更も可能です。「Dテントむし」では様々なデザインのアルミホイールも用意されています。
まとめ
- テントむしは、軽自動車ベースのコンパクトさと経済性を重視するユーザーに最適です。日常の足として使いながら、週末には手軽に車中泊やアウトドアを楽しみたい、維持費を抑えたいという方にぴったりです。S、F、F1、2シーターといった多様なシートタイプから、乗車人数や使い方に合わせて選べる柔軟性も魅力です。
- Dテントむしは、普通車サイズならではのゆとりと積載能力を求めるユーザーに選ばれるでしょう。大人数の乗車や長距離移動での快適性を重視するファミリー、またはより本格的なキャンピングカーライフを送りたい方に適しています。「Dテントむし」独自のアルミパネル工法による走行性能と燃費への配慮も強みです。
どちらのモデルもバンショップミカミの独自技術と豊富なオプションによって、ユーザーの理想とするキャンピングカーにカスタマイズできる可能性を秘めています。

テントむしの購入費用と維持費
キャンピングカーの購入を検討する際、初期費用だけでなく、長期的な維持費も考慮に入れることは重要です。バンショップミカミの「テントむし」と「Dテントむし」は、それぞれ異なるベース車両を使用しており、その特性が購入費用と維持費に影響を与えます。
バンショップミカミが提供する「テントむし」と「Dテントむし」は、どちらも個性的なキャンピングカーですが、ベース車両の違いから、購入費用や日々の維持費においてそれぞれ異なる経済的側面を持っています。
テントむしの購入費用と維持費
「テントむし」は、ダイハツのハイゼットトラックをベースにした軽自動車のキャンピングカーです。
購入費用
2025年1月31日現在の価格表では、「テントむし」の車両本体価格(税込み)は、仕様によって3,520,000円から4,312,000円の範囲で設定されています。駆動方式(2WD/4WD)やミッション(CVT/5MT)によって価格が異なります。
維持費
「テントむし」の最大の特徴の一つは、「維持費の安さ!」です。軽自動車であるため、車検代、燃費、自動車税、高速料金、カーフェリー料金など、様々な面で維持費が抑えられると強調されています。日常使いにも適した「オールマイティで経済的な車」として設計されています。具体的な税金や保険料(2025年1月31日現在、税別)は以下の通りです。
| 項目 | 8ナンバーの場合(25ヶ月分) | 4ナンバーの場合(25ヶ月分) |
| 重量税 | 6,600円 | 18,040円 |
| リサイクル料 | 7,150円 | 7,150円 |
| 自賠責保険料 | 11,530円 | 18,040円 |
| 自動車税 | 19,000円〜23,700円(税別) | 19,000円〜23,700円(税別) |
これらの費用もまた、状況によって変更される可能性があります。
Dテントむしの購入費用と維持費
「Dテントむし」は、トヨタのタウンエーストラックまたはダイハツのグランマックストラックをベースとした普通車サイズのキャンピングカーです。
購入費用
2024年2月1日現在の価格表によると、「Dテントむし」の車両本体価格(税込み)は、仕様によって4,884,000円から5,225,000円の範囲で設定されています。この価格は、駆動方式(2WD/4WD)やミッション(4AT/5MT)の違いによって変動します。
維持費
「Dテントむし」は、バンショップミカミ独自開発のアルミパネル工法により軽量化されており、これにより走行性能と燃費が向上するとされています。そのため、日常使いも可能な「1BOXカー感覚」の車であり、通勤や買い物から本格的なキャンプまで、幅広い用途で経済的に利用できると説明されています。具体的な税金や保険料(2024年2月1日現在、税別)としては、以下が挙げられます。
| 項目 | 金額 |
| 環境性能割 | 44,000円〜52,400円 |
| 重量税 | 24,400円〜24,600円(25ヶ月分) |
| 自動車税 | 20,580円(登録月により変動する場合があります) |
| 自賠責保険料 | 7,600円(25ヶ月分) |
| リサイクル料金 | 7,070円 |
これらの費用は変動する可能性があるため、注意が必要です。
経済性を左右するオプション
どちらのモデルも、キャンピングカーとしての快適性を高めるための電源強化パッケージが用意されており、これらは総所有コストに影響を与えます。
- Eパッケージ(リチウムイオンバッテリー電源強化システム): 高効率なリチウムイオンバッテリーを搭載し、ソーラーパネルなどを含む電源強化システムです。「Dテントむし」では594,000円(税込)、「テントむし」でも同様に594,000円(税込)で提供されています。これにより、標準の鉛サブバッテリーよりも長寿命で、充放電サイクルが約2倍(4000回以上)となるため、長期的な視点で見ると経済的なメリットがある可能性があります。
- PBパッケージ(パワーディープサイクルバッテリー電源強化システム): 高性能な鉛ディープサイクルバッテリーを使用し、ソーラーパネルやインバーターなどを含む電源強化システムです。「Dテントむし」では複数のPBパッケージがあり、「ハイスペックバッテリーツインパッケージⅡ」が231,000円(税込)、「ハイスペックバッテリーツインパッケージⅢ」が160,600円(税込)、「ハイスペックバッテリーツインパッケージⅠ」が121,000円(税込)です。「テントむし」では330,000円(税込)で提供されています。消費電力が大きい電気製品の長時間使用に適しており、安定した電源供給を実現します。
総じて、「テントむし」は軽自動車ベースの特性から初期費用および維持費を抑えたいユーザーに、「Dテントむし」は普通車としてのゆとりと積載能力、そしてアルミパネル工法による走行性能・燃費のバランスを求めるユーザーに適していると言えます。
「テントむし」と「Dテントむし」、どちらのキャンピングカーがあなたのライフスタイルと予算に最適か、ぜひ検討してみてください。
テントむしシリーズキャンピングカーの価格と比較:まとめ
記事のポイントをまとめます。
- バンショップミカミは軽のテントむしと普通車のDテントむしを展開している
- 軽キャンパー「テントむし」はコンパクトながら高機能で維持費が安い
- Dテントむしは普通車サイズで日常使いも可能、軽量化により走行性能も高い
- テントむしの基本スペックは全長約4m、乗車定員3〜4名、就寝定員3〜4名
- Dテントむしの基本スペックは全長約4.5m、乗車定員6名、就寝定員4名
- テントむしの車両本体価格は352万円から431.2万円の範囲にある
- Dテントむしの車両本体価格は488.4万円から522.5万円の範囲にある
- 購入費用以外に環境性能割や重量税、自賠責保険料などの諸費用が必要
- テントむしにはS、F、F1、2シーターの多彩なシートレイアウトがある
- Dテントむしは標準の横向き座席に加え、FASPシートで前向き乗車も可能
- ポップアップルーフ、シンク、冷蔵庫、サブバッテリーなどは標準装備されている
- 電源強化オプションとしてリチウムイオンバッテリーのEパッケージがある
- 快適性向上のオプションにはDCクーラーやFFヒーターなどがある
- 外装や積載、運転支援に関する豊富なオプションでカスタマイズできる
- テントむしは経済性と手軽さ、Dテントむしはゆとりと積載能力が魅力













